また、日本でいうところの風の神(第1義)に相当する霊的存在は世界に偏在する。文化的背景からして大いに異なるがゆえ、それらは様々に個性ある存在であり、春の風を運ぶ神もいれば、暴風雨で破壊して廻る神もいる。その一方で、文化の伝播による関連性が見出される例も少なくはない。
== 風神に関する伝承 ==
風神に関する民間伝承には、寓話的に「いかに人を思いどうりに動かすか」というもの、風神に人身御供を捧げる話などがあるように思う。
=== 寓話(的)譚 ===
* [http://bellis.sakura.ne.jp/k/tegalog.cgi?postid=120 としとった冬の精と若い冬の精](ソヴィエト諸民族民話集、エム・ブラートフ著、平凡社、1955、p9-13)
若い冬の精が人々を凍えさせようとする話。
== 各地の風神 ==