'''メリュジーヌ'''(別名:'''メリュジーナ'''、Melusine)は、フランスの伝承に登場する水の精霊で、一種の異類婚姻譚の主人公。、Melusine)は、フランスの伝承に登場する'''水の精霊'''で、一種の異類婚姻譚の主人公。<!--ローズp3431ここから-->上半身は中世の衣装をまとった美女の姿だが、下半身は|蛇の姿で、背中にはドラゴンの翼が付いている事から竜の妖精でもあるとも言われている<ref name="ローズp431">ローズ,松村訳 (2004), p. 431.</ref>。マーメイドの伝承とも結び付けられて考えられることもある。。マーメイドの伝承とも結び付けられて考えられることもある<ref group="私注">メリュジーヌが「'''水の精霊'''」とされるのは、「彼女が水の神(あるいは川の神)に[[人身御供]]として捧げられ、川の神と一体化している」ということの暗喩と考える。</ref>。
== 伝説の概要 ==
* 篠田知和基 「[https://doi.org/10.24522/basllfc.20.0_13 メリュジーヌの変容]」『日本フランス語フランス文学会中部支部研究報告集』 日本フランス語フランス文学会、第20巻、1996年3月、pp.13-14, doi:10.24522/basllfc.20.0_13, NAID:110009459107。
* 篠田知和基 「[https://doi.org/10.18999/joufll.44.151 メリュジーヌ伝承の比較]」『名古屋大學文學部研究論集 文學』 第44巻、1998年3月31日、pp.151-171, {{doi|10.18999/joufll.44.151}}, {{NAID|110000295763}}。
* 傳田久仁子 「[https://doi.org/10.20634/ellf.67.0_97 「境界」の位置 : 『メリュジーヌ物語』におけるリュジニャン城]」、『フランス語フランス文学研究』 日本フランス語フランス文学会、第67巻、1995年10月29日、p.97, {{doi|:10.20634/ellf.67.0_97}}, {{NAID|110001247436}}。{{オープンアクセス}}:110001247436。* フィリップ・ヴァルテール『ユーラシアの女性神話-ユーラシア神話試論Ⅱ』([[渡邉浩司]]・渡邉裕美子訳)[[中央大学]]出版部 ユーラシア神話試論Ⅱ』(渡邉浩司・渡邉裕美子訳)中央大学出版部 2021年8月25日、ISBN 978-4-8057-5183-1。―この本で著者が「特に注目しているのは、「メリュジーヌ型」のユーラシア的展開」(訳者前書き)である。* 松村朋彦「異類の女性――『メルジーネ』から『崖の上のポニョ』まで」『希土』希土同人社、第46号 2021年9月1日、 ISSN 0387-3560、pp. 2-16.―対象としている作品は、民衆本『メルジーネ』(1474)、[[フーケー]]『ウンディーネ』(1811)、[[アンデルセン]]『人魚姫』(1837)、[[ホフマンスタール]]『影のない女』(1919)、[[バッハマン]]『ウンディーネ行く』(1961)、[[宮崎駿]]『崖の上のポニョ』(2008)の6作品。―対象としている作品は、民衆本『メルジーネ』(1474)、フーケー『ウンディーネ』(1811)、アンデルセン『人魚姫』(1837)、ホフマンスタール『影のない女』(1919)、バッハマン『ウンディーネ行く』(1961)、宮崎駿『崖の上のポニョ』(2008)の6作品。
== 関連項目 ==
* [[嫦娥]]
* [[豊玉毘売]]
* [[人身御供]]
== 外部リンク ==