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916 バイト追加 、 2022年9月29日 (木) 00:50
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== 象徴 ==
[[ミルチャ・エリアーデ|エリアーデ]]によれば、メリュジーヌを構成する「女性」と「蛇」、そして伝承によっては加えられる「魚」といった要素は、いずれも豊穣のシンボルである。従って、メリュジーヌは豊穣、さらには再生を生み出す存在だと考えることができるエリアーデによれば、メリュジーヌを構成する「女性」と「蛇」、そして伝承によっては加えられる「魚」といった要素は、いずれも豊穣のシンボルである。従って、メリュジーヌは豊穣、さらには再生を生み出す存在だと考えることができる<ref name="松平2005b_p222" /><ref group="私注">エリアーデの考察はざっくりしすぎていると思う。しかも「再生を生み出す」とはどういう意味なのだろうか?</ref>。
== お菓子 ==
{{出典の明記|section=1|date=<sup>''(出典の明記, 2015年11月10日 (火) 12:22 (UTC)}})''</sup>[[ブルターニュ地域圏]]では近代まで、メリュジーヌが町を去ったとされる日に祭りが開かれ、屋台で[[人魚]]のような姿をした女性を木型で浮き彫りにした素朴な焼き[[菓子]]が売られていたという。ブルターニュ地域圏では近代まで、メリュジーヌが町を去ったとされる日に祭りが開かれ、屋台で人魚のような姿をした女性を木型で浮き彫りにした素朴な焼き菓子が売られていたという<ref group="私注">これは中国で言うところの「'''月餅'''」に相当するものではないか、と管理人は思う。</ref>。
この素朴な焼き菓子の名も「メリュジーヌ」と言った。
現代では、祭りが廃れこの「メリュジーヌ」も僅かな木型だけを残して姿を消している。現代では、祭りが廃れこの「メリュジーヌ」も僅かな木型だけを残して姿を消している<ref group="私注">中国では月餅のことを[[嫦娥]]とは言わないが、現代でも盛んに食べられているように思う。</ref>。 == 私的考察 ==メリュジーヌは[[禁忌]]を破られて逃走する[[逃走女神]]である。日本神話の[[豊玉毘売]]と起源は同じで良いと考える。起源は中国神話の[[嫦娥]]である。[[嫦娥]]の夫の[[羿]]は「父」ともいえる帝夋の不興を買っている。その[[羿]]に異母兄と争った[[啓]]の要素が加えられて、メリュジーヌと[[豊玉毘売]]の夫([[山幸彦と海幸彦|山幸彦]])は作られている。
== 参考文献 ==
{{参照方法|date<sup>''(date=2015年11月|section=1}}2015年11月)''</sup>
* {{Cite book |和書 |last=アラン |first=トニー |others=上原ゆうこ訳 |title=世界幻想動物百科 ヴィジュアル版 |publisher=[[原書房]] |date=2009-11 |origyear=2008 |isbn=978-4-562-04530-3 |chapter=メリュジーヌの秘密 |page=p. 209 |ref=アラン,上原訳 (2009) }}
* {{Cite book |和書 |author=松平俊久 |others=[[蔵持不三也]]監修 |title=図説ヨーロッパ怪物文化誌事典 |publisher=原書房 |date=2005-03 |isbn=978-4-562-03870-1 }}

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