'''禹'''(う)は、中国古代の伝説的な帝で、夏朝の(う)(Yú)は、中国古代の伝説的な帝で、夏朝の'''創始者'''。名は'''文命'''(ぶんめい)、諡号は'''禹'''、別称は'''大禹'''、'''夏禹'''、'''戎禹'''ともいい、姓禹光吉は'''姒'''(じ)。姓・諱を合わせ姒文命(じぶんめい)ともいう。夏王朝創始後、氏を'''夏后'''とした。黄河の治水を成功させたという伝説上の人物である<ref name="uemura2" />。
== 概要 ==
=== 禹王遺跡 ===
禹を祀る[[廟]]や[[祠]]あるいは禹の[[像]]や名(大禹、神禹、夏禹、文命)を刻んだ[[石碑]]や[[墓碑]]を総称して「禹王遺跡」という禹を祀る廟や祠あるいは禹の像や名(大禹、神禹、夏禹、文命)を刻んだ石碑や墓碑を総称して「禹王遺跡」という<ref name="uemura12" />。
日本では[[開成町|神奈川県開成町]]在住の郷土史家・[[大脇良夫]]が全国調査したところ、禹に関連する碑や像が、[[水害]]が多い地区を中心に107カ所見つかった。大脇らは[[2010年]]以降「禹王サミット」を開催し、[[2013年]]「治水神・禹王研究会」を発足させた日本では神奈川県開成町在住の郷土史家・大脇良夫が全国調査したところ、禹に関連する碑や像が、水害が多い地区を中心に107カ所見つかった。大脇らは2010年以降「禹王サミット」を開催し、2013年「治水神・禹王研究会」を発足させた<ref>{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ng=DGKKZO08982880R31C16A0BC8000&scode=4901&ba=1|title=, 大脇良夫「海を渡った治水神107の碑◇防災祈念し日本各地で古代中国の名君まつる◇」|work=|publisher=『[[日本経済新聞]]』朝刊(文化面)|date=, 『日本経済新聞』朝刊(文化面), 2016年11月1日}}</ref>。[[2019年]][[3月]]末までに[[日本]]には133件あることが判明している。2019年3月末までに日本には133件あることが判明している<ref name="uemura12">{{cite|和書|author=植村善博|title=, 禹王と治水の地域史|publisher=, 古今書院|year=, 2019|page=12}}, page12</ref>。
[[沖縄県]]には、以下の13件の禹王遺跡が確認されている。沖縄県には、以下の13件の禹王遺跡が確認されている。<ref>植村善博「沖縄における禹王遺跡とその歴史的意義」『鷹陵史学 第43号』佛教大学鷹陵史学会(2017年)</ref>
*[[国王頌徳碑]]([[1522年]])[[那覇市]]首里 [[首里城]]石門之東
*[[浦添城]]の前の碑([[1597年]])[[浦添市]]仲間2丁目 [[浦添グスク]]前