<ref>
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/kyouiku/bunkazai/list/1010204/1010215.html, 照手姫伝説伝承地, 相模原市, 2001, 2019-07-28</ref>。照手姫が横山の親族という点は説教節と共通する
<ref>{{cite web|url=http://www.s-yeg.gr.jp/terute.htm | title=, 照手姫伝説 | publisher=, 相模原商工会議所青年部 |year=, 2013 | accessdate=, 2019-07-27}}</ref>。
* 照手姫は'''横山家の娘'''で、敵対者である小栗判官と娘の交際に激怒した父は小栗の暗殺を謀るが失敗、逆に討ち取られる。
* 照手姫は'''横山家の娘'''で、人喰い馬の鬼鹿毛を手懐けた小栗に感服し、姫との結婚を認める。
==説経節にみる小栗判官伝説==
正本として、[[延宝]]3年([[1675年]])「おぐり判官」(作者未詳)、年未詳「をくりの判官」(佐渡七太夫豊孝)その他がある。正本として、延宝3年(1675年)「おぐり判官」(作者未詳)、年未詳「をくりの判官」(佐渡七太夫豊孝)その他がある。
鞍馬の毘沙門天の申し子として生を受けた二条大納言兼家の[[嫡子鞍馬の毘沙門天の申し子として生を受けた二条大納言兼家の嫡子小栗判官が、ある日鞍馬から家に戻る帰路、菩薩池の美女に化けた大蛇の美しさに抗し切れず交わり、妻としてしまう。大蛇は懐妊するが、子の生まれることを恐れて隠れようとした神泉苑に棲む龍女と格闘になる。このために7日間も暴風雨が続き、小栗は罪を着せられ常陸の国に流された。この場所にて小栗は武蔵・相模]]小栗判官が、ある日鞍馬から家に戻る帰路、菩薩池の美女に化けた[[大蛇]]の美しさに抗し切れず交わり、妻としてしまう。大蛇は懐妊するが、子の生まれることを恐れて隠れようとした[[神泉苑]]に棲む龍女と格闘になる。このために7日間も暴風雨が続き、小栗は罪を着せられ常陸の国に流された。この場所にて小栗は[[武蔵国|武蔵]]・[[相模国|相模]]の郡代横山のもとにいる美貌の娘である照手姫のことを[[行商人]]から聞かされ、彼に頼んで照手に文を渡す。照手姫から返事を受け取るや、小栗は10人の家来とともに、照手姫のもとに強引に婿入りする。これに怒った横山によって、小栗と家来達は毒殺され、小栗は[[上野原]]で[[土葬]]に、家来は[[火葬]]にされる。照手姫はの郡代横山のもとにいる美貌の娘である照手姫のことを行商人から聞かされ、彼に頼んで照手に文を渡す。照手姫から返事を受け取るや、小栗は10人の家来とともに、照手姫のもとに強引に婿入りする。これに怒った横山によって、小栗と家来達は毒殺され、小栗は上野原で土葬に、家来は火葬にされる。照手姫は'''[[相模川]]'''に流され、村君太夫に救われるが、姥の虐待を受け、[[千手観音]]の加護により難を逃れたものの人買いに売り飛ばされ、もらわれた[[美濃国]][[青墓宿]]の万屋でこき使われる。に流され、村君太夫に救われるが、姥の虐待を受け、千手観音の加護により難を逃れたものの人買いに売り飛ばされ、もらわれた美濃国青墓宿の万屋でこき使われる。
一方、死んだ小栗と家来は閻魔大王の裁きにより「熊野の湯に入れば元の姿に戻ることができる」との[[藤沢市|藤沢]]の遊行上人宛の[[手紙]]とともに[[現世]]に送り返される。餓鬼阿弥が小栗の[[墓]]から現われたのを見た上人は手紙を読み、餓鬼阿弥と化した小栗を車に乗せると胸の木札に「この車を引くものは供養になるべし」と書きしたためた。多くの人に引かれた車は美濃の青墓に到着する。常陸小萩の名で働いていた照手姫は餓鬼阿弥が小栗であると知らずに5日間に渡って大津まで車を引き、ついに熊野に到着する。