という悪辣な祭祀が行われていたのではないかと思う。群馬県の赤城大明神縁起に、信濃国の「更科五郎とその姉」という悪神が出てくるのだが、更科五郎はそのような悪事を働いて人々を殺したので、しまいには自分が同じ方法で殺された、とも解せるのではないか、という内容である([[意岐萩神]]、参照のこと)。少なくとも、この性格が悪くて、最後に姥捨山に捨てられてしまう「姉」とは会津比売神のことではないか、と思う。
=== キジも鳴かずば ===
長野県長野市信州新町には「'''キジも鳴かずば'''」という民間伝承がある。これは若い娘の言動が理由で、父親が人身御供に立てられる、という話である。信州新町の
[[出早比売命|伊津速比売神]]と同じ女神なのか、そうではないのか、という点について。夫神も異なることだし「別の女神」とした方が良いと管理人は考える。名前と性質からして、[[伊豆能売]]に近い女神と考える。