* 大昔、この地方は犬を用いて狩をするのによい場所であったからと言われる説がある。犬山の語が狩猟の意に用いられていることは、中古の物語や戦記物語にもみられる。
* 小野山が転じたと言われる説。和名抄に「丹羽郡小野郷」と書かれていますが、この中に岩田(塔野地、前原)岩橋(橋爪、五郎丸)の郷名を欠いているので、この小野郷というのが犬山のことではないだろうかと言うことだ。この小野山が変化して犬山となったとも考えられている。
* 楽田の大縣神社の祭神、大荒田命は針綱神社の祭神玉姫命の父君で、その地から犬山は戍亥の方角に当たるから、いぬいが犬山と転じたという説もある<ref>[https://www.city.inuyama.aichi.jp/shisei/shokai/1001197.html 犬山市のすがた]、犬山市HP(最終閲覧日:25-01-14)</ref>。
「犬山」という地名は、いかにも山犬(狼)を思わせる地名である。市内には「大口町」という地名もあるが、現在狼信仰があった、という痕跡はないようだ。
== 私的考察 ==