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6 バイト追加 、 2024年12月9日 (月)
== 「埼玉苗字辞典」より ==
=== 日置 ===
<blockquote>日置部は神霊を迎える聖火の材料を製作したり、剣など武器鍛造の際に聖なる火を作るために炭焼に従事した集団である。また、ヒキ蛙のように'''天を仰ぎ雨乞い祈願をしたり、日招きをしたりして'''、暦を作成した。ヒオキ、ヘキとも称した。忌部(いんべ)・斎部(いんべ)と同流にて、忌部は朝廷神殿際祀に要する諸物の用具を整える職である。神代紀に「忌部の遠祖太玉命が布刀御幣を奉りし」。天太玉命の子天櫛耳命、其子天富命は、神武天皇朝に「天富命が神物を調ふ」と。姓氏録・未定雑姓・和泉の部に「日置部、天櫛玉命の男天櫛耳命の後てへり、見えず」とあり。和泉国は当初河内国に含まれていた。日置庄(ひき)は大阪府堺市日置荘町にて、鋳物支配頭の仁安二年斎部真継文書に「河内国丹南郡狭山郷内日置庄鋳物師等」と見ゆ。和名抄に肥後国玉名郡日置郷(へき)あり、延喜式に玉名郡疋野神社(熊本県玉名市立願寺字疋野)を載す。日置(ひき)氏の守護神なり。玉名郡菊水町江田の三宝寺発見銅版墓誌(延暦頃)に「玉名郡権擬少領日置郡公」あり。当所は有名なる朝鮮系の遺物を多く含む江田船山古墳がある。疋石野大明神由来(肥後国誌)に「昔、小岱山麓に炭焼きをして渡世する者がいたが、その頃内裏の姫君に、肥後国小岱山の炭焼別当を夫にすれば将来繁昌するとの観世音菩薩の夢告があり、姫君は女房や侍に供奉されて別当を訪れ、別当の言葉をきかず妻となったといい、別当はこの地方に製鉄業を起こし、石野大長者となり、立願寺村内に長者屋敷を構えたと云う」と見ゆ。有名なる玉名郡の小代鍛冶師にて、疋野神社は渡来系日置部の奉斎神なり。また、和名抄に能登国珠洲郡日置郷は比岐(ひき)と註す。大和国葛上郡日置郷は比於支(ひおき)、伊勢国壱志郡日置郷は比於支、越後国蒲原郡日置郷は比於木(ひおき)、但馬国気多郡日置郷は比於岐(ひおき)と註す。、暦を作成した。ヒオキ、ヘキとも称した。忌部(いんべ)・斎部(いんべ)と同流にて、忌部は朝廷神殿際祀に要する諸物の用具を整える職である。神代紀に「忌部の遠祖太玉命が布刀御幣を奉りし」。天太玉命の子天櫛耳命、其子天富命は、神武天皇朝に「天富命が神物を調ふ」と。姓氏録・未定雑姓・和泉の部に「日置部、天櫛玉命の男天櫛耳命の後てへり、見えず」とあり。和泉国は当初河内国に含まれていた。日置庄(ひき)は大阪府堺市日置荘町にて、鋳物支配頭の仁安二年斎部真継文書に「河内国丹南郡狭山郷内日置庄鋳物師等」と見ゆ。和名抄に肥後国玉名郡日置郷(へき)あり、延喜式に玉名郡疋野神社(熊本県玉名市立願寺字疋野)を載す。日置(ひき)氏の守護神なり。玉名郡菊水町江田の三宝寺発見銅版墓誌(延暦頃)に「玉名郡権擬少領日置郡公」あり。当所は有名なる朝鮮系の遺物を多く含む江田船山古墳がある。疋石野大明神由来(肥後国誌)に「昔、小岱山麓に炭焼きをして渡世する者がいたが、その頃内裏の姫君に、肥後国小岱山の炭焼別当を夫にすれば将来繁昌するとの観世音菩薩の夢告があり、姫君は女房や侍に供奉されて別当を訪れ、別当の言葉をきかず妻となったといい、'''別当はこの地方に製鉄業を起こし、石野大長者となり、立願寺村内に長者屋敷を構えた'''と云う」と見ゆ。有名なる玉名郡の小代鍛冶師にて、疋野神社は渡来系日置部の奉斎神なり。また、和名抄に能登国珠洲郡日置郷は比岐(ひき)と註す。大和国葛上郡日置郷は比於支(ひおき)、伊勢国壱志郡日置郷は比於支、越後国蒲原郡日置郷は比於木(ひおき)、但馬国気多郡日置郷は比於岐(ひおき)と註す。
 東国では安房国長狭郡日置郷あり、鴨川市二子字比岐(ひき)に比定す。延喜式に信濃国更級郡日置神社を載す、筑摩郡日岐郷上生坂村に日置神社あり。ヒキと称す<ref>[https://kagura999.ikaduchi.com/sub27hiki.html 比企郡 名前の由来]、古社への誘い 雑記帳(最終閲覧日:24-12-08)より転載。</ref>。</blockquote>
長野市信州新町にも日置神社がある。

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