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祭神の天甕津媛命は『出雲国風土記』などに記載されている出雲神話の神という。社伝によると、以下の話が伝わっている。
*[[垂仁天皇]]の皇子垂仁天皇の皇子[[誉津別命|品津別皇子]]7歳になっても言葉が話せなかったという。皇后の夢の中に[[天甕津日女命|天甕津媛命]]が現れ、「今まで私を誰も祀ってくれない。祠を立て神に祭るなら、皇子は言葉を話せるようになり、天寿を全うするだろう。」ということを伝えたという。垂仁天皇は部下の建岡君に、[[天甕津日女命|天甕津媛命]]を探し出すように命じた。*建岡君は建岡君は美濃国花鹿山(現岐阜県揖斐郡揖斐川町の花長上神社)に登り、榊の枝で縵を作って神に祈り、「此の縵の落ちた所が神を祭る所であろう。」と言うと、縵を遠く投げたという。この縵が落ちた地に創建されたのが阿豆良神社という。 == 私的考察 =='''阿豆良'''という言葉からかなり多くの女神が派生しているのではないか、と管理人は考える。 * [[伊豆能売]]のように「伊豆」に近い言葉がつく女神。臼女(長野県長野市篠ノ井)* 会津比売命(かいづひめ、「あいづひめ」ではないのか?)* 速佐須良比売神(はや'''さすら'''ひめのかみ):祓戸の女神* 宮簀媛(みやずひめ、「御'''やず'''ひめ」という意味か)* 八須良姫命('''やすら'''ひめのみこと)→鼻面稲荷神社(長野県佐久市岩村田)、埴安神など* 須勢理毘売('''すせり'''びめ) <table class="wikitable"> <caption>女神対比表</caption> <tr>  <th>名前</th><th>夫神(対神)</th><th>子神か?</th><th></th>  </tr>   <tr> <td>[[天甕津日女命]]</td><td>天津甕星</td><td></td><td>似た言葉での対応</td> </tr>  <tr> <td>[[美濃国天甕津日女命]]花鹿山(現・母</td><td>大国主命(伊農)</td><td>[[岐阜県阿遅鉏高日子根神]]</td><td>[[揖斐郡誉津別命|誉津別皇子]]神話での対応</td> </tr> <tr> <td>[[揖斐川町肥長比売]]</td><td>[[花長上神社八俣遠呂智]])に登り、</td><td></td><td>性質による対応、[[サカキ|榊共工]]と[[相柳]]的か</td> </tr> <tr> <td>[[伊豆能売]]</td><td>伊農</td><td>[[阿遅鉏高日子根神]]</td><td></td> </tr> <tr> <td>[[下光比売命]]</td><td>[[天若日子]]</td><td>[[阿遅鉏高日子根神]]の枝で縵を作って神に祈り、「此の縵の落ちた所が神を祭る所であろう。」と言うと、縵を遠く投げたという。この縵が落ちた地に創建されたのが阿豆良神社という。</td><td></td> </tr> <tr> <td>会津比売命</td><td>武五百建命</td><td></td><td>信濃国造夫婦</td> </tr> <tr> <td>速佐須良比売神</td><td></td><td></td><td></td> </tr> <tr> <td>宮簀媛</td><td>日本武尊</td><td></td><td></td> </tr> <tr> <td>須勢理毘売</td><td>大国主命</td><td></td><td></td> </tr></table>  
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[[Category:日本神話]]
[[Category:神社]]

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