<blockquote>かつて庄内川の氾濫に困った村人が、旅の山伏にお願いしてお祈りをしてもらったところ、その年は洪水が起こらなかった。不思議に思った村人が山伏から「開けてはならない」と言われていた、御幣を開けたところ、一匹の犬の絵と「犬の王」という文字が書かれていた。そして、翌年はまた大洪水が起こった。村人は再び山伏に御幣を勝手に開けてしまったことを謝り、もう一度お祈りをお願いした。山伏は「御幣を埋め、社を建てて祀れ」と言い、その後洪水がなくなった。それが伊奴神社の始まりと伝わっている。境内内には「犬の王」の像がある。<ref>[https://tsukishizuku-nagoya.com/inuzinja/ 伊奴神社(名古屋)|犬好きにはたまらない!犬の伝説が伝わる神社]、「あっちこっち名古屋」より</ref>。</blockquote>
==== 私的解説 =私的考察 ===
「'''向神社'''」(上ノ社)と「火雷神社」(下ノ社)は賀茂系の神社で、本来は'''上ノ社'''に'''水(雷)神・土神'''、'''下ノ社'''に'''火雷神'''を祀っていたものではないか。そして後に火雷神に水神の機能を移して、