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461 バイト除去 、 2025年1月18日 (土)
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は、もしかしたら「父子」ではなくても良く、エトルリア式の「二主神制」が導入できればそれで良かったのではないだろうか。ただ、神々の関係をギリシア神話に寄せて構成したかったので、サートゥルヌスはユーピテルの父とされたのかもしれない、と思う。
「同じ名前で違う神」群を挙げてみる。彼の子音は「V+T+M(N)」だ。それはオーディン(北欧神話)、ウルスラグナ(イラン神話)、ヴァハグン(Vahagn、アルメニア神話)、ヴィシャップ(アルメニア神話)、ワステュルジ(カフカス・オセット族)、ヴァーユ(インド神話)、ヴァーユ・ヴァータ(Vayu」だ。それはオーディン(北欧神話)、ロキ・ロドゥル(Lóðurr)・ロプト(Lopt )(北欧神話)<ref>世界の神話百科、p507、アーサー・コットレル、原書房、1999</ref><ref>[https://www-tumblr-com.translate.goog/aboutnorsemythology/183478409041/some-references-and-thoughts-about-l%C3%B3%C3%B0urr-or-lopt?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc Some references and thoughts about Lóðurr or Lopt]</ref>、ランスロット(ブリテン)<ref>ロキがヴァーユの類名ならランスロットは? と考える。</ref>、ウルスラグナ(イラン神話)、ヴァハグン(Vahagn、アルメニア神話)、ヴィシャップ(アルメニア神話)、ワステュルジ(カフカス・オセット族)、ヴァーユ(インド神話)、ヴァーユ・ヴァータ(Vayu-Vata、イラン神話)、ヴリトラ(インド神話)、プリティヴィー(Pṛthivī、インド神話)、ピトリ(pitṛ、インド神話、ディヤウスと対になる「父」という言葉)、プリトゥ(Prithu、インド神話、プリティヴィーから名を取った王、プリティヴィーを追い回し、彼女を殺して穀物や乳を得ようとした。父の名をヴェーナ(Vena)という。)、ヴリトラハン(インドラの別名)、ヴァジュラ(インド神話)、ヴォーロスとヴェーレス(スラヴ神話)など。
とりあえず、「V+T+M(N)」と「V+T」の群を挙げてみる。これらの神々には共通点が多いように感じるからだ。ヴァーユはインド神話の「風の神」であり、日本には仏教と共に入ってきて「風神」とされる。彼には「叡智の神」としての側面があったと思われ、それが息子神のハヌマーンとして分離している。ヴァータはイラン神話の風の神である。ヴァーユは雷神インドラと密接に関連しており、その車には御者としてインドラ神も乗ることがあるという<ref>神の文化史事典p100</ref><ref>インド神話伝説辞典p66</ref>ヴリトラは「巨大な蛇の怪物」と言われ、水をせき止めて干ばつを起こしたため、インドラの持つ金剛杵(ヴァジュラ、雷を落とす杖)で退治される。インドラは「ヴリトラを倒した者」という意味で「ヴリトラハン」と名乗るようになったとのことだ。
嵐神プルリヤシュ ー イルルヤンカシュ (Illuyankas)
 
ゼウス ー テューポーン
 
アポローン ー ピュートーン
(シグルズ) ー ファーヴニル
祝融とは中国神話の「火の神」だ。ただし、天から火を振らせたりできるので、彗星や雷の性質も含んでいるものと思われ、「'''天狗'''」の性質を持つ神といえる。ヴリトラは干ばつを起こす巨大な蛇、とされている。タクシャカはナーガラージャと呼ばれる「八匹の蛇の王」の一柱で、ジャナメージャヤ王の父親を殺したので、復讐されそうになる。危機一髪のところを、こちらはインドラに救われる。そして、この「」の性質を持つ神といえる。 インド神話のヴリトラは干ばつを起こす巨大な蛇、とされている。同じくインド神話のタクシャカはナーガラージャと呼ばれる「八匹の蛇の王」の一柱で、ジャナメージャヤ王の父親を殺したので、復讐されそうになる。危機一髪のところを、こちらはインドラに救われる。そして、この「'''祝融・共工型神話'''」を見ていくと「」を見ていくと全体に「'''ジャムシード王系'''」の名前が目立つ。」の名前が目立ち、'''単なる風神と蛇神の戦いではない印象を受ける'''。インドのジャナメージャヤ王は蛇神のタクシュカを追い詰める。イランのジャムシード王はアジ・ダハーカに殺されてしまう。 まず、ヴリトラの伝承とは別に、「'''ジャムシード王とタクシャカ系の蛇神が争った'''」という伝承があった、ということが分かる。でも、その結果はインドとイランでは異なる。イランでは、ジャムシード王が敗れたこととされ、ヴリトラハンに相当するフェリドゥーンがタクシャカ系の神を倒す。インド神話では、ジャムシード王系の王が勝っている。管理人が思うに、イラン系の伝承の方が古い形を残していて、それを二つに分けたい、と思うなにがしかの理由が生じたので、伝承を 「ヴリトラハン(ヴァーユまたはインドラ)対ヴリトラ」の話と、「ジャナメージャヤ対タクシャカ (Takṣaka) 」の話
まず、ヴリトラの伝承とは別に、「に分けてしまったのだと思う。インド・イラン系の共通神話の段階では、「'''ジャムシード王とタクシャカ系の蛇神が争ったヴリトラハンに相当するフェリドゥーンがタクシャカ系の神を倒す'''」という伝承があった、ということが推察される。でも、その結果はインドとイランでは異なる。イランでは、ジャムシード王が敗れたこととされ、ヴリトラハンに相当するフェリドゥーンがタクシャカ系の神を倒す。インド神話では、ジャムシード王系の王が勝ったので、ヴリトラハンはヴリトラを倒す。管理人が思うに、イラン系の伝承の方が古い形を残していて、それを二つに分けたい、と思うなにがしかの理由が生じたので、伝承を」というイラン型の神話だったのだけれども、イラン系とインド系の2つに別れた後に、中国で「祝融・共工型」の神話が発生したので、それに併せて、インドでは神話を2つに分けてしまったのだと考える。「ヴリトラハン(ヴァーユまたはインドラ)対ヴリトラ」の神話はインド版の「祝融・共工型神話」といえる。ただし、ヴァーユ(Vāyu)とヴリトラ(Vṛtra)はよく似た名であって、ヴァーユ自身がヴァーユを倒す、という奇妙な内容になっている、と考える。おそらく「ヴリトラ」とは「タクシュカ」を置き換えた名だと考える。そうすれば、'''ヴァーユが倒したのはタクシュカだった'''、ということになる。
「ヴリトラハン(ヴァーユまたはインドラ)・ヴリトラ」の話と、「ジャナメージャヤ・タクシャカ (Takṣaka) 」の話
に分けてしまったのだと思う。インド・イラン系の共通神話の段階では、イラン型の神話だったのだけれども、イラン系とインド系の2つに別れた後に、中国で「祝融・共工型」の神話が発生したので、それに併せて、インドでは神話を2つに分けてしまったのだと考える。「ヴリトラハン(ヴァーユまたはインドラ)・ヴリトラ」の神話はインド版の「祝融・共工型神話」といえる。だから、元の神話はだから、元の神話は
「'''タクシュカがジャナメージャヤ王を倒し、そのタクシュカをヴリトラハン神(ヴァーユとインドラの前身か?)が倒した。'''」
という話だったのではないだろうか。でも、それがイランまで伝播しなかったのだろう。ということは、中国でもという話だったのではないだろうか。
'''「祝融・共工型」の神話の前に、「共工がジャムシード王に相当する王を倒した、その共工を祝融が倒した。」という伝承があった'''
のではないだろうか。その古い形式をイランの伝承は残しているのだと考える。なぜなら、ジャムシード王は、インドでは「ヤーマ」という神ともされ、この神は「一番最初に死んだ神」とされているからだ。ジャムシード王系の神は、北欧のユミル、ヨルムンガルドにしても、その多くが「のではないだろうか。その古い形式をイランの伝承は残しているのだと考える。ブリテンのベーオウルフの伝承も2部性になっている。ベーオウルフは巨人のグレンテルを倒し、その後ドラゴンと相打ちになっている。  余談だが、ニベルング族のシグルズは、竜蛇神としてはファーブニルを倒すが、人間のグンテルとは義兄弟になる。グンテルとグレンデルはインド神話の「'''死んだ神インドラ'''」とされている。しかも、「ヤーマ」の伝承では「'''人間だった'''」という但し書きまでつく。インドのジャナメージャヤ王だけが、「殺されない神」に変更された、と考える方が自然だ。」に相当する名前と考える。シグルズの名はヴァーユ系の名ではなく、メソポタミアのシャマシュ、フルリの太陽神シメギ(Shimegi)に近い名のように思う。もっと広く見れば、インド神話のスーリヤに近い名なのではないだろうか。英雄の名が「スーリヤ」に近いときは、インドラに似た名のグンテルと良好な関係なのに、ベーオウルフになると、巨人のグレンデルと対立するのは興味深い。ベーオウルフはパパイオスというスキタイの主神に近い名だと思う。すなわち、インド・イラン神話ではヴァルナに相当する。ヴァルナに近い名になると、インドラ(グレンデル)と対立的になるのは、アスラとデーヴァの対立関係と相関がある。シグルズの伝承がインド系よりの話とすれば、ベーオウルフはイラン系よりの話といえる。
だから、まず、そして、'''ヴァハグンやシグルズが倒したのも、本来は「タクシャカ系の神」だったのではないだろうか'''、と思うのだ。Wikipediaによれば、いわゆる「アーリア系」と呼ばれる人々が、と思う。Wikipediaによれば、いわゆる「アーリア系」と呼ばれる人々が
インド方面で確認できるのは'''紀元前2000年期'''とのことなので、その頃はまだイラン型の「'''2段階で神殺しが行われる'''」という伝承のみしか存在しなかったと思われる。
北欧神話の主神オーディンに顕著なのだが、オーディンは巨人ユミル(Ymir)を倒すし、大蛇のヨルムンガンド(Jörmungandr)と対峙する。ヨルムンガンドを倒すのは雷神トールなので、ヨルムンガンドの方は、ヴリトラを倒すインドラ、と構図が似ているのだけれども、こちらはジャムシード王と蛇神が習合してしまって伝承が大きく崩れているのが分かる。インド神話のヤマは、「死んだ」とはされているけれども、誰かに殺されたのかは明らかにされていない。なので、北欧神話は伝承の変形が著しい、といえる。そして、こんな逸話がある。また、こんな逸話がある。
バルドルとパトクロスは「'''ヴリトラ'''」、ヘズとヘクト-ルは「'''ヴァーユ'''」、ヴァーリとパリスは・・・「'''ヴァスキー?ベーオウルフ(ヴァルナ?)'''」 
となる。伝承は大混乱だけれども、奇妙なモチーフだけ残っている例だと思う。「'''ヴァハグンは何を倒したのだろう?'''」ではなくて、しまいには「'''何がヴァハグンを倒したのだろう?'''」という衝撃の展開になる。これは、伝承も混乱しているのだけれども、'''ヴァーユ'''に相当する神が、実は「2人」だった、ということに原因があるのではないか、と管理人は考える。この2人がよく似た名前だったから、いっしょくたになってしまったのだ。では、元は何というお名前だったのでしょう? ということになる。
となる。伝承は大混乱だけれども、奇妙なモチーフだけ残っている例だと思う。これらの話ではヴァーユに相当するヘズとヘクトールはヴァルナに相当すると考えられるヴァーリとパリスに殺されてしまう。ここでもアスラとデーヴァの対立の構図が垣間見える気がする。
余談的だけれども、アキレウスとパリスは元は「同じもの」だったと考える。パリスはインド的にいえば、「'''「p」+スキ'''」という構成の名前なのだが、ここから「p」音を外したものが「アキレウス」なのだと思う。「'''p'''」音はインドでも、地中海周辺でも「'''水神'''」を表す言葉だ。だから'''「パリス」は「水+スキ」'''、'''アキレウスは単なる「スキ」'''という違いになる。しかも「'''スキ'''」という音もある意味「水」に関連する言葉から出ているので、どちらも「'''水神'''」を意味する名前なのだ。だから、結局、どちらに殺されたとしても、パリスとアキレウスは神話の上では、ほぼ「'''同一人物'''」なので、ヘクトールは結局「'''水神に殺された'''」ということになる。
何故、水神をパリスとアキレウスに分けたのかは分からない。でも、こういうややこしいことをしたことについてホメーロスに責任はない。パリスとアキレウスはインド・イラン共通時代にはすでに2つに分かれていたのだ。それを「'''ヴァスキー'''」と「'''アスラ'''」という。北欧神話のアキレウスは「'''アスク'''」であると考える。彼は最初に創造された人間の男性と考えられている。最初に創造された女性の名はエムブラという。こちらはカーマデーヌに近い名のように思う。ギリシア神話ではインド神話に似て、話は2つに分かれている。ゼウスがタクシュカに相当するテューポーンを倒し、アポローンがヴリトラに相当するピュートーンを倒す。
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