=== 神話、伝説、民俗 ===
* ギリシア神話:ゼウス・リカイオス。アルカディアで最も高い山であるリカイオン山(「狼山」)の斜面における古代の祭り「リカイア」に関連して。ゼウス・リカイオスに捧げられた生贄の動物の内臓の中に、人間の内臓も混ぜられていたとのことである。
* 中世ヨーロッパにおいては、狼はしばしば死や恐怖の対象として描写される。北欧神話では巨大な狼である[[フェンリル]]が神々の敵として描かれている。童話の『[[赤頭巾]]』では、狼は赤頭巾を食べようとする悪役として描かれている。18世紀中旬には、「[[ジェヴォーダンの獣]]」と呼ばれる巨大な狼(大[[山猫]]とも)が出現したとされ、フランス中部地方を震撼させた。しかし、オオカミは一匹だけで大きな獲物を狩る習性はなく、臆病な動物であるため、科学的に見てこの事件にオオカミは関わっていないとされている。
* キリスト教でも、狼は邪悪な害獣として扱われることが多く、七つの大罪では、[[ユニコーン]]や[[ドラゴン]]と同じく『憤怒』を象徴する動物として扱われることがある。
* また『あらしのよるに』のガブ、『おれたちともだち』シリーズのオオカミさんのように主役のパートナーとして登場する作品が現れるようになってきた。ロシアのアニメーション『狐と兎』でもウサギを手助けするキャラクターのひとりとしてオオカミが登場する。また、米国のファンタジー小説『ベルガリアード物語』に登場する老魔術師ベルガラスとその妻ポレドラなども、主人公を助ける重要なキャラクターである。
* オオカミを孤高の象徴として捉えた作品が登場するようになってきた。『狐と兎』の作家ユーリ・ノルシュテインの代表作品、『話の話』ではオオカミの子が人々の平和と悲しみの時代の記憶をたどる非常に重要な役割を持って登場する。平井和正の作品『ウルフガイ』『アダルト・ウルフガイ』などのシリーズでは狼人間である主人公を通してオオカミの孤高性が多く語られる。アニメーション『WOLF'S RAIN』の主人公たちは人間に姿を変えることのできる狼であり、オオカミの神性と孤高が描かれた。『やっぱりおおかみ』は仲間を探して旅をする一匹狼の絵本。結局仲間は見つからず、舌打ちする内容。
* コンピューターゲームには、日本古来のオオカミの神性を題材とした『[[大神 (ゲーム)|大神]](おおかみ)』などがある。コンピューターゲームには、日本古来のオオカミの神性を題材とした『大神(おおかみ)』などがある。* 団結の象徴として、[[Jリーグ]]の[[セレッソ大阪]]ではマスコットにオオカミ(愛称[[ノブレ・バリエンテ・アッチェ・ロビート・デ・セレッソ|ロビー]])を採用している。団結の象徴として、Jリーグのセレッソ大阪ではマスコットにオオカミ(愛称ロビー)を採用している。* [[セルゲイ・プロコフィエフ]]の台本・作曲による交響的物語『[[ピーターと狼]]』は子ども向け[[クラシック音楽]]入門作として名高い。』は子ども向けクラシック音楽入門作として名高い。* 米国のファンタジー小説『[[ファオランの冒険]]』では、部族ごとに群れをなし、厳しい掟によって自らを律するオオカミたちの生態が描かれている。米国のファンタジー小説『ファオランの冒険』では、部族ごとに群れをなし、厳しい掟によって自らを律するオオカミたちの生態が描かれている。* [[スズキ (企業)|スズキ]]のオートバイ『[[スズキ・ウルフ|ウルフ]]』はオオカミが力強さとスピードをイメージさせることからその名が付けられた。スズキのオートバイ『ウルフ』はオオカミが力強さとスピードをイメージさせることからその名が付けられた。 == 私的考察 ==印欧語族では狼が「人間の人身御供」を求めるトーテムとされる傾向がないだろうか?
== 関連項目 ==
* [[おおかみ座]]
* [[ボルテ・チノ |蒼き狼]] - モンゴル人の祖とされる伝説上の獣であるボルテ・チノの日本語訳。また、[[チンギス・ハーン]]のことを指す。モンゴル人の祖とされる伝説上の獣であるボルテ・チノの日本語訳。また、チンギス・ハーンのことを指す。
* [[アンバー (色)|アンバー]](琥珀色) - 狼の目(虹彩)の色にアンバーが多く、アンバーの虹彩を持つ人間の目を「狼の目(Wolf eyes)」と通称する(→[[ヒトの虹彩の色#アンバー(Amber/琥珀色)|ヒトの虹彩の色]])。
* [[フォルクスワーゲン・ルポ]]([[イタリア語]]で狼の意味の名を持つ[[小型車]])
* [[アセナ]] - [[テュルク]]神話に登場する雌の狼で[[トルコ人|トルコ民族]]を象徴する存在とされている。時によってその狼の生んだ10人の息子のうちの一人の名前として用いられる場合がある。
== 参考文献 ==
* Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%9F オオカミ](最終閲覧日:23-01-06)
== 外部リンク ==
** [http://www.cites.org/eng/app/appendices.shtml ワシントン条約掲載種、タクソンリスト]
* [https://www.env.go.jp/index.html 環境省]
** [https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/danger.html 特定(危険)動物の飼養又は保管の許可について]{{リンク切れ|date= 2019年5月6日 (リンク切れ、2019年5月6日 (月) 08:21 (UTC)}})
* [http://www.japan-wolf.org/index.html 一般社団法人 日本オオカミ協会]
* {{Archive.today|url=http://homepage2.nifty.com/~wolf/ |title=Wolf Network JAPAN|date=20121202035718}}(日本語){{リンク切れ|date= 2019年5月6日 (日本語)(リンク切れ、2019年5月6日 (月) 08:21 (UTC)}})* [https://wolf.caily.net/ LEGEND OF WOLF] {{ja icon}}* [http://www.wolf.org/wolves/index.asp International Wolf Center(英文)] {{en icon}
== 参照 ==
{{DEFAULTSORT:おおかみ}}
[[Category:オオカミ狼|*]]
[[Category:日本神話]]
[[Category:東欧神話]]