女・女神殺し型

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女・女神殺し型とは「怪物退治」の一型である。管理人の造語である。

例話

  • 紡錘むすめ:コミ共和国:主人公は小さ子であり、動物番的な性質を持つ。呪的逃走を伴う。紡錘については織物に関連する女神の崩れであることを思わせる。(→織女西王母型女神) 炎黄闘争で、黄帝の立場に女主人公が置き換わったかのような物語といえるが、女主人公は本来、生贄に捧げられた織女の立場だったのではないだろうか。女主人公が男性の助けをほとんど借りずに自らが主体となって問題を解決してしまう点は天照大神の岩戸隠れを思わせる。女主人公の異界への誘拐は、当然「岩戸神話」の一形態と言える[私注 1]。「呪的逃走」を伴い、その際にが使用される。むすめを助けてくれ、を与えてくれる「おばあさん」は軍神であり、戦いを助けてくれる西王母が変化したものといえる。

関連項目

私的注釈

  1. 炎黄闘争的な物語ではあるが、語り手達は黄帝が嫌いな文化、要は「人身御供」をそれほど忌避しない文化を根底に持っていた、と言えるのかもしれないと想像する。織物の女神である西王母は黄帝の味方をした、と言われている。