ウルシェム

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ウルシェム(Wurushemu)またはウルセム(Wurusemu)は、ハッティ神話に登場する小アジアの太陽の女神である。彼女の神話は、後のヒッタイト神話にも採用され、ヒッタイト神話に全面的に接ぎ木された。しかし、ヒッタイトで彼女の地位は冥界の女神に移行した。彼女の配偶者である太陽神はエシュタンである。

また、ウルシェムは大地の女神として登場し、嵐の神タルの妻でもある。その息子は植生神であるテレピヌである。ウルシェムはヒッタイトの太陽神アリンナによく似ている。

ハッティ人の万神殿には、嵐の神タル(Taru:雄牛の姿をしている)、太陽神フルセム (Furušemu) ないしウルセム(Wurunšemu:豹の姿をしている)をはじめ、他の様々な要素を神格化した神々がいた。

参考文献

  • Wikipedia:Wurushemu(オランダ語版、最終閲覧日:23-01-12)
  • Wikipedia:ハッティ人(最終閲覧日:23-01-12)

関連項目

  • イスタヌ:ウルシェムの配偶神(ハッティ)。ウルシェムと同じ女神(ヒッタイト)。
  • ヴィシャップ:アルメニアの龍女神。ウルシェムが起源ではなかろうか。