のち、『梁書』が出て以降は、東海上に実在する島国と考えられるようになった。実在の島国とされる場合、扶桑の木は特に巨木というわけではなく「その国では扶桑の木が多い」という話に代替されている。
== 文献 ==
=== 山海経 ===
『[[山海経]]』によると、東方の海中に[[黒歯国]]があり、その北に扶桑という木が立っており、そこから太陽が昇るという。『山海経』によると、東方の海中に黒歯国があり、その北に扶桑という木が立っており、そこから太陽が昇るという。
{{quotation|{{Lang|zh-tw|<q>下有湯谷 湯谷上有扶桑 十日所浴 在黑齒北 居水中 有大木 九日居下枝 一日居上枝}}
<br />(下に湯谷があり、湯谷の上に扶桑があり、10の太陽が水浴びをする。黒歯国の北であり、大木は水中にあり、9の太陽は下の枝に、1の太陽が上の枝にある)
|『山海経』海経第4巻 第9 海外東經<ref>{{Cite wikisource|title=山海經/海外東經|author=郭璞序|wslanguage=zh}}</ref>}}</q>
{{quotation|{{Lang|zh-tw|大荒之中 有山名曰孽搖頵羝 上有扶木 柱三百里 其葉如芥 有谷曰温源谷 湯谷上有扶木 一日方至 一日方出 皆載於烏}}
烏が乗る10の太陽という話は、[[三足烏]]の神話と共通である。
== 参考文献 ==