* キジの鳴き声を地震の予兆とする俗信が全国的に見られ<ref>鈴木, 2020, p254</ref>、13世紀末の『塵袋』にも、「地震・雷の時に鳴く」と記され、『伯耆国風土記』の引用として、「震動時、鶏雉が鳴く」と記述している<ref>鈴木, 2020, p254</ref>。また、キジの夢を吉兆とする地域としては、和歌山県や広島県に見られるが、逆に青森県では、「キジの夢を見ると傷をする」といわれる<ref>鈴木, 2020, p255</ref>。
=== 神話 神話・伝承(私的考察) ===* '''鳴女''':日本神話。'''天照大御神型'''。天孫降臨の際、地上から戻ってこない[[天若日子]]に対し、[[天照大御神]]と[[高御産巣日神]](タカミムスビ)は雉の鳴女(ナキメ)を遣して戻ってこない理由を尋ねさせたが、[[天若日子]]は天佐具売(アメノサグメ)の勧めにより、[[高皇産霊神]]から与えられた弓矢(天羽々矢と天之麻迦古弓)で鳴女を射殺してしまった。 * '''雉''':日本。相柳型。桃太郞が持っていたきび団子と引き換えに、桃太郞が鬼退治に行く供をした。* '''雉も鳴かずば''':日本。'''天照大御神型'''。昔、久米路橋をかける際に、罪人を人柱に建てることになった。娘の歌から窃盗が発覚した男が人柱にされたが、娘はショックで口がきけなくなってしまった。月日が過ぎ、ある狩人が雉を撃つと、どこからともなく成長した娘が現れて「雉も鳴かずば撃たれまい」と言って、雉の死骸とともにどこかへ消えてしまった。
== 自治体等のシンボル ==