== 概要 ==
『古事記』では新羅王の子である天之日矛(あめのひぼこ)の妻となっている。『日本書紀』では名前の記述がないが、意富加羅国王の子である『古事記』では新羅王の子である[[天之日矛]](あめのひぼこ)の妻となっている。『日本書紀』では名前の記述がないが、意富加羅国王の子である[[都怒我阿羅斯等]](つぬがあらしと)が追いかける童女のエピソードと同一である。『記紀』で国や夫や女の名は異なっているが、両者の説話の内容は大変似通っている。
神名の「阿加流」は「明る」で「比売」への美称と解し、名義は「色美しくつやのある女性」と考えられる<ref>新潮日本古典集成 古事記</ref>。また日の出の太陽を表す赤い瑪瑙の玉の化身とする説もある。