=== 植物神と檀君 ===
「檀」というと日本ではマユミという樹のことで、弓の材料として使われていた。日本と中国の話に自生している、とのことである「檀」というと日本ではマユミという樹のことで、弓の材料として使われていた。日本と中国の林に自生している、とのことである<ref>Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A6%E3%83%9F マユミ](最終閲覧日:22-09-05)</ref>。
一方、「白檀」というとサンダルウッドのことで、インド原産で<ref>伊藤・野口監修 誠文堂新光社編, 2013, p70</ref>、インドでは古くはサンスクリットでチャンダナ(चन्दनम्, candana})とよばれ仏典『観仏三昧海経』では牛頭山(西ガーツ山脈のマラヤ山(摩羅耶山 秣刺耶山)とされる)に生える牛頭栴檀(ゴーシールシャ・チャンダナ , gośīrṣa-candana)として有名であった<ref>Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%83%80%E3%83%B3 ビャクダン](最終閲覧日:22-09-05)</ref>。おそらく、檀君神話の「檀」はビャクダンのことを指すのであり、その点が「仏教の影響」と言われるのであろう。