天狗は彗星や流星であるので、「'''普段は見えていないけれども、時々姿の見える神'''」である。そして、管理人は思うのだけれども、'''アメタとアガメムノーンという名は似ている'''のではないだろうか? 他にも名前が似ている神々がいるのではないだろうか? それはエジプト神話のアメンと、幼児供犠で悪名高いカルタゴのバアル・ハモンである。
=== アメン神・エジプト神話 アメン神・エジプト神話、ダグザ・アイルランド神話他 軍神として ===
アメン神はラーと習合して「アメン・ラー」となり、太陽神とされる。しかし、元は「大気の守護神」で「目には見えない神」だった。
アガメムノーンは戦争の前に娘あるいは鹿を神に捧げている。アガメムノーンの祭祀はテウタテスの祭祀に類似しているように思える。アガメムノーンは本来ガリアのテウタテスのように、アガメムノーン自身が戦争の勝利のための人身御供を求める神だったのではないだろうか。そして彼がローマ神話のサートゥルヌスのように「我が子」を人身御供として求めるようになると、カルタゴのバアル・ハモンのように幼児供犠を求める神となるのだろう。アガメムノーンは本来ギリシャのサートゥルヌスといえる神で、蚩尤のように軍神としての性質を持っていたのではないか。その神話がアルテミス女神の神話と習合し、またアガメムノーンの地位が神々から人間の英雄へと低下して語られるようになったものがイーピゲネイアなのだ、と管理人は考える。
ダグザの息子オェングスは、中国神話の織女に相当する鳥乙女を妻とし、牛郎織女説話的な「'''天狗'''」の性質を持つ。また蝶を愛人とし、苗族の'''楓'''蚩尤''''''と同様の性質も持つ。ダグザとオェングスは日本神話の須佐之男・五十猛神・御歳神のように、'''饕餮'''('''蚩尤''')の性質を父子に分けて表現した神々なのではないだろうか。
=== バアル・ハモン カルタゴ神話 ===