日本のお月見の習慣は、日本の月信仰の風習と古来中国の風習が合わさり今のような形になった。縄文時代には月を神聖なものとし、愛でる習慣もあったようだ<ref>[https://myrecommend.jp/manners-22/ 2021年のお月見は?十五夜や中秋の名月、お供え物について解説]、MY RECOMMEND!</ref>。
陰暦8月15日(十五夜)の名月をいう。新芋(サトイモ)を掘り、水炊きのまま月前に供えたりして収穫を祝った。「名月御祝、三方に芋ばかり高盛り」(『御湯殿記』)とあり、この日、子供たちが竿芋名月とは陰暦8月15日(十五夜)の名月をいう。新芋(サトイモ)を掘り、水炊きのまま月前に供えたりして収穫を祝った。「名月御祝、三方に芋ばかり高盛り」(『御湯殿記』)とあり、この日、子供たちが竿(さお)の先に釘(くぎ)などをつけて他人の家の供え物をとったり、他人の畑の芋を盗んだりしても、大目にみるというような風習もみられる<ref>[https://kotobank.jp/word/%E8%8A%8B%E5%90%8D%E6%9C%88-436121 芋名月]、コトバンク、小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)</ref>。
三重県亀山市では、月が見える軒端や井戸などの場所に供え物をした。葉や茎が付いたままのサトイモを逆さまに竹竿の先に縛り、屋根に立てかけた地域もあった<ref>[http://kameyamarekihaku.jp/sisi/MinzokuHP/jirei/bunrui8/data8-4/index8_4_2.htm 亀山市史、民族編、(四)秋と冬の行事、2 十五夜]</ref>。