ということになり、神話の世界では「'''天の最高神である牛'''」と「'''庶民的な犠牲神としての牛'''」という2種類の牛が生じて、その区別がつきにくくなるように思う。そしてその2つが交錯する神話も生まれる。
最高神的な「牛」としては「白い牡牛」に変身したギリシア神話のゼウスがいる。犠牲獣としての「牛」としてはメソポタミア神話の「天の倒される雄牛」がいる。両者の中庸的な存在として「最初は聖王であったのに、しまいには悪王になって殺されてしまう」イラン神話のジャムシード王がいると考える。ジャムシード王の名の子音は「DM」なので意味としては「M」が「熊」を意味するため熊トーテムなのだけれども、性質的には「犠牲獣」を含んだ王であるので、「'''牛でもあり熊でもある'''」要素を含んでいると考える。そして、この「首長的な神だけれども殺されてしまう半王半犠牲獣の神」は各地に伝播するにつれて、トーテムが羊であったり山羊であったり、重要とされる食用獣に置き換えられて使用されているように思う。」要素を含んでいると考える。そして、この「'''首長的な神だけれども殺されてしまう半王半犠牲獣の神'''」は各地に伝播するにつれて、トーテムが羊であったり山羊であったり、重要とされる食用獣に置き換えられて使用されているように思う。
=== 中国 ===