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301 バイト追加 、 2026年1月3日 (土)
アメタは娘の両腕を抱えて、劫初より人類を支配してきた、(未熟な青くて石のように固いバナナから生まれた、)ムルア・サテネ(mulua Satene)という女神を訪ねて訴えた。彼女は憤慨して人間界にいることをやめると宣言し、踊りのように九重の螺旋からなる門を築きあげて、すべての人間にそこを通るように命じて選別を始めた。命に従わないものは人間以外の者にされると忠告され、動物や精霊になってしまった。門をくぐる者たちも、大木に座るサテネの脇を抜けようとするが、すれ違いざまにハイヌウェレの片腕で殴られた。大木の左側に抜けようとしたものは五本の木の幹(あるいは竹)を飛び越さなくてはならず「パタリマ」(五つの人たち、Patalima .)となり、右側に抜けようとしたものは九本を飛び越して「パタシワ」(九つの人たち、Patasiwa .)となった。セラム島のウェマーレ族やアルーネ族(Alune people)は、「九つの人たち」に数えられる<ref name="nishimura1960"/><ref>大林, 1979, pp138–140</ref><ref>吉田, 1992, pp160–161</ref>。
これは寿命の罰が与えられたと解釈されており、すなわち、それまで世界は人間にとって死の無い楽園だったのに、ハイヌウェレ殺害後は、人類は定まった寿命を授かり、死後に門を通り、死の女神サテネに謁見しなくてはならなくなったと説明される<ref name="antoni1982">Antoni, Klaus (1982), “Death and Transformation : The Presentation of Death in East and Southeast Asia”, Asian folklore studies 41 (2): 154, doi:10.2307/534874, JSTOR 534874 Jensen, Adolf Ellegard. Die getötete Gottheit; Weltbild einer frühen Kultur, 1966, p. 134 より(英訳で)抜粋。</ref>。
== 私的考察 ==

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