差分

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== M-、N- ==
M-で始まる神名は「母」という意味、「月」という意味と関連があり、古代において「母」と「月」は密接な関係があるとみなされていたことがうかがえる。太母とみなされる月女神はギリシアのアルテミス(Artemis)、中国の嫦娥(Cháng'é)などである。M-系の神々の語源は、そのまま中国語の「妈妈(māma マーマ)」あるいは「妈(māma マー)」ではないだろうか。どちらも意味としては同じで「母さん」ということである。メソポタミアのニンマー(Ninmah)等。
 
=== MM ===
Mという文字はNが二つ重なって、その意味を強めたものと考える。神の名としては、更にMを二つ並べて意味を強化したものがある。エジプトの月神ミン(Min)、北欧のマーナガルム(Mánagarmr)など。月に関する名が多いと感じる。
 
=== NIN ===
メソポタミア神話の特徴としては、女神にNin-がつくものが多い(ニンフルサグ(Nin-hursag)、ニンマー(Nin-mah)等)。ただし、これは必ずしも絶対と言うことではなさそうである。例えば、ニヌルタ(Ninurta)という男性神も存在する<ref>ただし、この神は本来女神であった可能性も否定はできない。</ref>。「NIN」を示す楔形文字は以下の通りである。

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