[[File:Seal of Inanna, 2350-2150 BCEnagada_bowl.jpegjpg|thumb|500px|ナカダI期(紀元前4000年頃~紀元前3550年頃)のC陶器のボウル。内縁に蛇が描かれている。太陽神(ラーあるいはセト)の原型がアペプの原型と戦っている図であろうか。画面左上のカバに見える動物はタウエレト女神の原型だろうか。]]
'''アペプ'''('''Apep''')は、エジプト神話における悪の化身。古代エジプト語での名は他に、'''アーペプ'''('''アアペプ'''、'''Aapep''')、'''アペピ'''('''Apepi''')、'''アピペ'''('''Apipe''')、'''アポペ'''('''Apope''')などが挙げられる。古代エジプト語のヒエログリフは、母音を明確に記述しないため本来の発音は、はっきりしない。古典ギリシア語転記である'''アポピス'''('''Αποφις''', ''Apophis'')でもよく知られる。