イナンナは悲しみ、兄弟の太陽神ウトゥを尋ねて、助けを求めた。
ウルクの城主・英雄ギルガメシュが助力を申し出た。ウルクの城主・英雄ギルガメシュが助力を申し出た。ギルガメシュは蛇を倒し、ズーは親子で山へ逃げ去り、魔女リリトは砂漠へ逃げた。ギルガメシュの家来達がフルップ木を切り倒したので、イナンナは立派な椅子と寝台を作ることができた。
イナンナは、感謝の印として、その樹の根から「プック(Pukku)とミック(Mikku)」(輪と棒、太鼓とバチだと考えられている)を作り、ギルガメシュへ贈った。
ヘビは樹を立ち去ろうとしないばかりかウトゥに襲いかかろうとしたので、彼はそれを退治した。ズーは子供らと高く舞い上がると天の頂きにまで昇り、そこに巣を作ることにした。リリスは自らの住居を破壊し、誰も住んでいない荒野に去っていった。 ウトゥはその後、樹の根っこを引き抜きやすくし、銅製の斧で輝く王冠と輝くベッドをイナンナのために作ってやった。彼女は「他の神々と一緒にいる場所ができた」ととても喜び、感謝の印として、その樹の根と枝を使って「プック(Pukku)とミック(Mikku)」(輪と棒)を作り、ウトゥへの贈り物とした。 なお、この神話には、ウトゥの代わりに[[ギルガメシュ]]が同じ役割として登場する[[ギルガメシュ叙事詩|ヴァリエーション(変種)]]がある。喜んだギルガメシュはウルクの若者たちを集めて宴会を開いた。ところが、若い娘たちの叫び声のためにプックとミックは大地の割れ目から地下界へ落ちてしまった。
=== ズーに関連するもの ===