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2 バイト除去 、 2022年10月28日 (金) 09:05
阿遅鉏高日子根神の子神と言われる鹽冶彦命は出雲国神戸郡塩冶郷の神で、鹽冶神社(えんやじんじゃ)の祭神である。塩谷神社には祭神として鹽冶毘古命、鹽冶毘賣命、鹽冶毘古麻由彌命、燒太刀天穗日子命が祀られ、誉田別命、事代主命、大山祇命、塩冶判官高貞が祀られている、とのこと。出雲国風土記に「夜牟夜社」、延喜式では「鹽沼」、三代実録では「温沼神」とされているそうである。鹽冶毘賣命は妻神とのこと。事代主命、大山祇命が合祀されていることから、地方神ではあっても、鴨系の氏族と関係する神と思われる<ref group="私注">また、事代主命、大山祇命の組み合わせは三嶋大社の祭神でもあるので、秦氏に関連する神でもあるのではないか、と思われる。塩の生産に関連していたのではないだろうか。</ref>。
==== 私的考察 ====
塩谷町には、鹽冶彦命の父神とされる阿遅須枳高彦根命を祀る阿利神社も存在する。同神社の右相殿には式内社の「出雲國神門郡 同社坐加利比賣神社 加利比賣命」が祀られており、阿遅須枳高彦根命の妻神とされる加利比賣命が祀られている。「加利比賣」は「阿利比賣」の誤記とする説もあるそうだ。記紀神話との整合性を考えれば、「加利比賣」は「ミカチ(甕津、梶、勝など)」が変化したものとしても良さそうなものだと思うのだがどうなのだろうか。

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