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535 バイト追加 、 2026年1月17日 (土)
アルタイオスは、[[アルティオ]]、[[アンダルタ]]、[[マトゥヌス]]とともに、ケルトの熊の神々の一柱である<ref name="HB">Helmut Birkhan: ''Kelten. Versuch einer Gesamtdarstellung ihrer Kultur.'' S.&nbsp;711&nbsp;f.</ref>。この名は、ヴィエンヌ(イゼール県)近郊のボークロワッサンで発見されたローマ時代の碑文にのみ確認されている<ref>''Mercurio / Aug(usto) Artaio / sacr(um) / Sex(tus) Geminius / Cupitus / ex voto ''</ref>。
ベルンハルト・マイヤー(宗教学者)によれば、アルタイウスは、ケルト語族の古ケルト語「*artos」、古アイルランド語「art」、カームリ語「arth」、ブルトン語の「arz」に由来すると広く認められている(いずれも「熊」を意味し、比喩的には「戦士」も意味する)<ref>Bernhard Maier: ''Lexikon der keltischen Religion und Kultur.'' S.&nbsp;26.</ref>。一方、ヘルムート・ビルカンは、「アルタイウスは 。一方、ヘルムート・ビルカンは、「アルタイオスは *artos「熊」に由来する可能性があるが、接尾辞はケルト語ではない」と記している<ref>ヘルムート・ビルカン『ケルト人。その文化の総合的描写の試み』598 ページ。</ref>。
アーサー王の名との関連は疑問が残るが、現在の知識では完全に否定することもできない。フランスの作家[[ジャン・マルカレ]](1928年~2008年)の推測である、<ref>ジャン・マルカレ『Le Roi Arthur et la societe celtique』 Payot、パリ 1976、147 ページ</ref> キリスト教徒(!)である「アーサーは、ケルト人にとって間違いなく神とみなされていた」という説は、現代のケルト学では疑問視されている<ref name="HB" />。
== 私的解説 ==
民間伝承の「英雄」とは、何らかの神の地位が低下して民間伝承化したものと考えるので、アーサー王も例外ではないと思う。ただし、ケルト世界で神だったものが民間伝承化したのか、余所ですでに神としての地位を失って民間伝承化したものがケルト世界に持ち込まれたのかは、また別の話である。おそらく、アーサー王の起源は、近在ではブリテン発であり、イラン神話のアータルではないか、と思う。「アーサー対モルドレット」のモデルとなる神話は古くからあり、それが民間伝承化し、更に文芸化したものが「アーサー王伝説群」なのではないだろうか。アルタイオスの起源もアータルに求められるのであれば、アルタイオスとアーサー王は「同起源」であると言えるかもしれないと考える。民間伝承の「英雄」とは、何らかの神の地位が低下して民間伝承化したものと考えるので、アーサー王も例外ではないと思う。ただし、ケルト世界で神だったものが民間伝承化したのか、余所ですでに神としての地位を失って民間伝承化したものがケルト世界に持ち込まれたのかは、また別の話である。おそらく、アーサー王の起源は、近在ではブリテン発であり、遠くはイラン神話のアータルではないか、と思う。「アーサー対モルドレット」のモデルとなる神話は古くからあり、それが民間伝承化し、更に文芸化したものが「アーサー王伝説群」なのではないだろうか。アルタイオスの起源もアータルに求められるのであれば、アルタイオスとアーサー王は「同起源」であると言えるかもしれないと考える。 アルタイオスは英雄神であり、火神(太陽神)としての性質も古くはあったかもしれないが、ガリアでは'''[[ヴィンドンヌス]]'''が「太陽神」として優位だったようなので、そちらの性質はヴィンドンヌスに吸収されて消えてしまい、英雄神としての性質が強調されて残ったのかもしれないと考える。
== 関連項目 ==
* [[アータル]]:イラン神話の英雄神。火神としての性質も持つ。
== 参考文献 ==
{{DEFAULTSORT:アルタイオス}}
[[Category:ガリア神話]]
[[Category:アルト群|*]][[Category:熊|*]]
[[Category:祝融型神]]
[[Category:アーサー一家]]

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