<blockquote>秋鹿日女命が大切な餅を香香背男(かがせお)に盗まれて困っていたので、大日如来がそれを取り返してきてくれた。感謝した女神は、自分の領地の中に大日如来の住居を建てて、お礼に毎年お餅を奉納することにした。</blockquote>
とでもしたら古代から中世にかけての仏教説話的で感じが良いのに、と思う。そうでないということは、この伝承の起源が古代でも古い方の部類にあることが推察される。とでもしたら古代から中世にかけての仏教説話的で感じが良いのに、と思う。そうでないということは、この伝承の起源が古代でも古い方の部類にあることが推察される。例えば <blockquote>秋鹿日女命が大切な黄金を大日如来に盗まれた。大日如来は黄金を川に沈めて水の精霊に見晴らせた。財産を奪われた秋鹿日女命は食べるものもなくて「'''命に関わる状態'''」だったが、アッティラと再婚して、大日如来に復讐したが、自分も返り討ちにあって亡くなった。</blockquote> とすればニーベルンゲン風。 <blockquote>秋鹿日女命が婚約者を捨てて、大日如来に盗み出され駆け落ちした。大日如来と仲良く暮らしていたが、元婚約者は復讐して大日如来に大けがを負わせた。秋鹿火女命は大日如来の命を助けようと駆けつけたが間に合わなかった。/blockquote> とすれば、「トリスタンとイゾルデ」風、というように、世界各地に「類話」がある話と考える。イゾルデにも秋鹿日女命と同様医薬神としての性質がある。
== 参考文献 ==