太陽と月の神話
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太陽と月の神話・伝承の変遷と類型を考察する。
- 太陽女神が隠れる。
- 自ら(あるいはさらわれる等で)隠れる。 →誰かに助けられて自ら現れる。 →世界は元に戻る。
- 誰かに倒される。主に射られる。 →羿神話
- 太陽女神は月女神他に変化する。 →多くの神話の太女神たち。水神、地神にもなりえる。
- 月女神が天狗に食べられ死ぬ。 →食べた天狗は月の不老不死を受け継ぎ月神になる。
- 月女神は植物に変化する。 →芋など。ハイヌウェレ神話。
- 太陽女神は月女神他に変化する。 →多くの神話の太女神たち。水神、地神にもなりえる。
結果、月女神は月男神に変更される。太陽女神が「死ぬ」のではなく「隠れて」かつ、再び元の姿で現れる場合のみ「燃やされた女神」といえる。それ以外のパターンはほぼ「吊された女神」といえよう。
バリエーション
上記の流れのバリエーションとして、太陽を食べた天狗が、直接男性形の太陽神になる、というパターンがある。その場合、火神になることもある。また、天狗系太陽神は男性であることが多いが、男性と女性が入れ替わっている場合もある。
天狗の方は犬、人間、首だけの怪物、神、星などのバリエーションがある。
月女神は「不老不死の薬」「アムリタ」「餅」など高価な薬や食物として表彰されることがある。