荻野池
ナビゲーションに移動
検索に移動
地理
荻野池は、信州新町の中では小川村に近い場所にあり、近隣に小川村北アルプス絶景の宿「林りん館」や萩野高原「森の家」(長野市山穂刈)がある。信州新町から行くには、国道19号線を奈津目橋から県道36号線(信濃信州新線)を津和・小川村方面に向かって入り、「荻野高原」の標識に沿って進みます。
めったに人が訪れることはないようなので、行かれる方は「自己責任」で御願いします。[1]近くには、小川村の筏ヶ峰戸隠信仰遺跡もあります。秘境感はかなりあるかもしれません。熊は注意の立て看板がなかったので、出るのか出ないのか良く分かりません。でも、近くの戸隠では出るような??
伝承
- 椀貸伝説
- 多留姫が村人に膳椀を必要な分だけ貸してくれる、というもの。『長野県史』に紹介されているものを要約して以下に記す。
- むかし、働き者で仲むつまじい夫婦が子供を授かった。出産のお祝い事をしようとしたが、貧しかった彼らは客を迎え入れるだけの数の膳椀を持っていなかった。ある日のこと、土手で休んでいると夢の中に多留姫が現れ、紙に必要な膳椀の数を書いて滝壺に落とすよう告げた。夫婦二人とも同じ夢を見たので言うとおりにすると、翌朝には滝壺に膳椀が用意されていた。夫婦はお祝い事をすることができ、使った膳椀を洗って滝壺に返した。この話を聞いた怠け者が、同じような方法を試して膳椀を手に入れた。返すとき、一つくらいなら分からないだろうと思って全部を返さなかったため、以来多留姫は貸すことをやめてしまった[2]。
- このほか、貸した膳椀が壊されてしまったために貸さなくなった、という話もある[3]。
私見
多満留姫(あるいは多留姫)は建御名方神の妻神とされたり、建御名方神の子神である出早雄命の妻神とされたりする女神である。諏訪氏族の「母神」としてもっと重要視されて良い女神ではないか、と個人的には思う。
関連項目
外部リンク
- 荻野池の空撮、長野県長野市信州新町萩野高原(YouTube)(最終閲覧日:22-04-03)
- 峰街道(天空の道、大町峰街道、善光寺峰街道)、伝説 萩野池の機織り姫(最終閲覧日:22-04-03)