鳥が餅に変わる

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鳥が餅に変わる話を二編挙げる。

豊国の由来(豊後国風土記)

纏向日代宮御宇大足彦天皇(景行天皇)は、豊国直等らの祖である菟名手(ウナデ)に詔して豊国を治めさせた。

菟名手が豊前国の仲津郡の中臣村に行った時、日が暮れたのでこの村で宿をとった。その翌朝、北から白い鳥が飛んできて村に集まったので、菟名手はすぐに下僕に追わせた。すると、その鳥は餅になった。それから片時の間に、さらに数千株の芋草となった。また、花や葉も生い茂った。

これを見た菟名手は、不思議に思いつつも歓んで「化生する芋など未だかつて見たことがない。これは誠に至徳(みめぐみ)の盛(さかり)であり、乾坤(あめつち)の瑞(たまもの)に違いない」と言い、朝廷に上って事の次第を報告した。すると、天皇は歓喜して「天(あめ)の瑞物(みずもの)、地(つち)の豊草(とよくさ)である。汝が治める国は豊国と呼ぶべし」と勅して、重ねて豊国直という姓を与えた。これによって豊国という。

後に分かれて2つの国になり、これを以って豊後国という名になった(豊後国風土記現代語訳、人文研究見聞禄(最終閲覧日:25-12-23))。