家付精霊
ナビゲーションに移動
検索に移動
家付精霊とは、日本の民話・伝承における「貧乏神と福の神」や「座敷わらし」のように、特定の家に付いて、禍福をもたらす精霊のことである。その気配は感じても姿を見ることは稀といえる。精霊と正しく付き合った場合には、幸運をもたらしてくれるが、機嫌を損ねたりする場合は、禍をもたらす。
西欧の民話では、「家付精霊」は召使いの仕事を監督し、家畜の世話を良くしてくれるものが多い。
家付精霊が登場する民話等
神
- 貧乏神:(ウクライナ)
精霊
- 怪物の出る水車場:ニッセ:クリスマスに粥(ポリッジ)を求める。(ノルウェー)
- 小人の結婚式:ドワーフ:結婚式への出席を求める。「見るな」の禁忌つき。(ドイツ)
- ヒンツェルマン:コボルト:毎日皿一杯の甘いミルクと、コムギのパンを少し求める。監督・家畜の世話をする。(ドイツ)
- ニスの後悔:ニス:毎晩パンのかけらとバターを求める。(スカンジナビア)
- ニスの引越し:ニス(スカンジナビア)