「神産巣日神」の版間の差分

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* Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%93 カミムスビ](最終閲覧日:22-10-31)
 
* Wikipedia:[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%93 カミムスビ](最終閲覧日:22-10-31)
 
** 三浦佑之, 風土記の世界, 2016, 岩波書店, 岩波新書, isbn:9784004316046
 
** 三浦佑之, 風土記の世界, 2016, 岩波書店, 岩波新書, isbn:9784004316046
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* [https://genbu.net/saijin/amenokamitama.htm 天神玉命]、玄松子(最終閲覧日:22-11-01)
  
 
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2022年11月1日 (火) 17:16時点における版

カミムスビ(カミムスヒ、カムムスビ)は、日本神話に登場する神。別天津神・造化三神のうちの一柱。

概要

『古事記』では神産巣日神、『日本書紀』では神皇産霊尊、『出雲国風土記』では神魂命と書かれる。

「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味する言葉で、高皇産霊神とともに「創造」を神格化した神である。

『古事記』では、少名毘古那神(すくなびこな)は神産巣日神の子である。

記述

天地開闢の時、天之御中主神(あめのみなかぬし)・高御産巣日神(たかみむすび)の次に高天原に出現し、造化の三神の一柱とされる。冒頭の記述では性のない独神とされているが、御祖神という記述、大国主神八十神らによって殺されたとき、大国主神の母の刺国若比売が神産巣日神に願い出て、遣わされた𧏛貝比売と蛤貝比売が「母の乳汁」を塗って治癒したことから女神であるともされる[1]

『古事記』で語られる神産巣日神は高天原に座して出雲系の神々を援助する祖神的存在であり、他の神々からは「御祖(みおや)」と呼ばれている[2]須佐之男命大気都比売神を殺したとき、その死体から五穀が生まれ、神産巣日神がそれを回収したとされる。

『日本書紀』では出雲系の神々が語られないため、カミムスビは高御産巣日神の対偶神として存在するのみで特にエピソードは無い[3]

『出雲国風土記』では島根半島の地名起源譚に登場する、土地神たちの御祖として「神魂命」の名が現れる。キサカヒメ・ウムカヒメなど土地神たちの多くは女性神であり、母系社会の系譜上の母神として存在したと考えられる[4]

系譜

特に配偶神(夫神)については記されていないが、複数の御子神がいるとされる。

私的考察

この神は多くの賀茂系の氏族の祖神として重要であると考える。また、賀茂系の氏族と皇祖神が最初に分岐する神としても重要と思う。賀茂氏族は祖神として女神を重要視する傾向が強いように思う。

参考文献

  • Wikipedia:カミムスビ(最終閲覧日:22-10-31)
    • 三浦佑之, 風土記の世界, 2016, 岩波書店, 岩波新書, isbn:9784004316046
  • 天神玉命、玄松子(最終閲覧日:22-11-01)

関連項目

参照

  1. 三浦, 2016, pp161-177
  2. 三浦, 2016, pp161-177
  3. 三浦, 2016, pp161-177
  4. 三浦, 2016, pp161-177
  5. 天神玉命、玄松子(最終閲覧日:22-11-01)