「織女」の版間の差分
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2022年9月26日 (月) 07:23時点における版
織姫(おりひめ)、織女(しょくじょ)は、主としては、中国道教の七夕の伝説『牛郎織女』に登場する仙女。織姫は王母娘娘(西王母)の外孫女であるとされる[1][2]。また玉皇大帝と王母娘娘の娘・七仙女と同一視されることもある。
北方玄武七宿の第三宿・女宿の中の三女星(織女星、婺女星、須女星)の一柱。星座では、こと座α星(おりひめ、織女)。
織姫は「天梭」という宝物を持ち、天上にあって雲錦を織る仕事をしている。7月7日、姉妹たちと共に人間界の河の辺に来た、牽牛郎が水浴をする七人の天女を見かけ、紫色の羽衣を取った。後に互い一目惚れして、男の子と女の子が生まれる。
中国の主たる伝承の「織姫」の他、中国、台湾、日本等の東アジアには、「織女と水神」が関わる伝承群がある。古事記には須佐之男命が狼藉を働いて、織女が亡くなった、というエピソードがあるが、これもその一形である。また西欧では、「織る」ことよりも「糸を紡ぐ」ことを中心とした民間伝承がある。また、広く「蜘蛛」は織女の化身として扱う文化があり、中国やギリシャ等で認められる。本項では、このように広く民間伝承における「織女」も含めて取り扱う。
管理人は個人的には、織女とは原西王母といえる女神の地位が低下した結果、高位の西王母と下位の織女等とに女神が別れ、下位の女神のうち機を織ることに職業が制限されたものと考える。そのため、中国神話では織女は西王母に監督される立場になる。日本神話では織女は天照大神に監督される下位の女神であるので、天照大神の起源の一つが西王母あるいは原西王母といえる女神と言うことができると考える。とすると、古代中国でも原西王母といえる女神は「太陽女神」であったのではないだろうか。
目次
天棚機姫神
古語拾遺において天照大神の岩屋隠れの際、天照大神に献上する神衣和衣を織った天棚機姫神と同一視される。
織女が登場する民間伝承
水に関連する型
- 荻野池の機織り姫:池に身投げした織女の話(長野県)
労働継続型
- 主イエスと聖ペトロがフリオールに来たとき:蘇民将来の労働継続型(レートロマン)
糸紡ぎ系
布に関するもの
蜘蛛と水に関するもの
- くもが淵:祟り型(長野県)
その他
- 鶴の恩返し系は別項を参照
関連項目
参考文献
- Wikipedia:織姫(最終閲覧日:22-04-03)