「トロール」の版間の差分
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* 妖精の誕生、トマス・カイトリー著、市場泰男訳、教養文庫、社会思想社、1989 | * 妖精の誕生、トマス・カイトリー著、市場泰男訳、教養文庫、社会思想社、1989 | ||
* フェアリーのおくりもの、トマス・カイトリー著、市場泰男訳、教養文庫、社会思想社、1989 | * フェアリーのおくりもの、トマス・カイトリー著、市場泰男訳、教養文庫、社会思想社、1989 |
2022年7月31日 (日) 23:49時点における版
トロールまたはトロル(trold、troll)とは、北欧の国、特にノルウェーの伝承に登場する妖精[1]の一種である。
北欧ではトロルド、トロールド、トラウ、トゥローと呼ばれる。当初は悪意に満ちた毛むくじゃらの巨人として描かれ、それがやがて小さい身長として描かれている。変身能力があるのでどんな姿でも変身できる。
スカンジナビア半島
スカンジナビア半島では小人の妖精とされる。小人はドゥエルガル系の語よりはトロール(Troll、Trold)の名でよばれるのが普通である[2]。
トロールは丘陵地、長塚、土墳などの下に共同体を作り暮らすためスウェーデンではベルグフォルク(丘の人々)と呼ばれた。彼等の住処は財宝でいっぱいで夜になると光り輝くと言われた。彼らは騒音を嫌い鐘や教会からは離れて暮らした。気に入った人間には富と幸運をもたらし、気に入らないものには不運と破壊をもたらした。また女子供をさらい財宝を盗む。さらわれないためには人も動物もヤドリギの枝を身に着ける。金属工芸にも秀で、薬草や魔法を使った治療にも秀でていると言う。日の光に当たると石に変わるため、夕暮れ時から明け方までしか姿を見せない。
トロールは騒音をひどく嫌い、教会の鐘の音も嫌う。教会に鐘が釣られるようになると、トロールはその土地から逃げ出してしまった、という。彼らは帽子の力で、姿を人間に見られずに動き回ることができた。予知能力も持っていた。その姿は背中に大きなこぶがあり、鼻は長くて先がかぎのように曲がっていた。灰色のジャケットを着て、先のとがった赤い帽子をかぶっていた。[3]
トロールが登場する民話
関連項目
参考文献
- Wikipedia:トロール(最終閲覧日:22-07-31)
- 妖精の誕生、トマス・カイトリー著、市場泰男訳、教養文庫、社会思想社、1989
- フェアリーのおくりもの、トマス・カイトリー著、市場泰男訳、教養文庫、社会思想社、1989