「地」の版間の差分

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「地」という漢字は「土」と「也」という音韻から成り、本来の意味は「大地」で、「天」の反対語である。『説文街子』には「太古の気は初めて分離し、軽く清らかな陽は天となり、重く濁った陰は地となり、万物がそこに配置された。これは土と「也」という音韻から成り立っている」と記されている。
 
「地」という漢字は「土」と「也」という音韻から成り、本来の意味は「大地」で、「天」の反対語である。『説文街子』には「太古の気は初めて分離し、軽く清らかな陽は天となり、重く濁った陰は地となり、万物がそこに配置された。これは土と「也」という音韻から成り立っている」と記されている。
  
== 意味他 ==
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== 也・私的解説 ==
本来の意味は「服従する」だが、後に服従、同意、応答といった意味に広がり、「口」という部首が加わった。
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許慎《說文》:「也、女陰也。象形。𠃟、秦刻石也字。」とある。「也」という字は女性の陰部の象形だとのことである。ただし、小篆、簡帛文字を見るに、これは「'''角のある女性で、手足がないもの'''」の象形に見える。
  
甲骨文字の上部は後に「叒(ジャク、ニャク)」に訛った。これは古代神話に登場する東方の湯谷にある、日(太陽)が登る「若木/榑桑(ふそう)」という樹木を指す言葉である。
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これはいわゆる「'''[[虹蛇]]'''」の象形であるし、「地母神」というものを表しているのではないだろうか。蛇のトーテムで表されているのかもしれないし、いわゆる[[盤古]]のような神人の体がバラバラになって世界となった、とするならば、神の「肉体」から「大地」ができたことを表しているのかもしれない、と考える。
  
== 私的解説 ==
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''''''」という文字のみなら、「地母神」に限らず広く「女神的」な存在だが、「''''''」という文字になれば「地母神」と存在場所が限定される、ということなのではないだろうか。これは「万物を生み出す[[燃やされた女神]]」の象形と考える。
「若」という言葉は、桑という植物に関連している。また、「ひざまづいている人物」とは女性を示しているのではないだろうか。女性は一般的に「か弱い」というイメージがあるので、中国語では「若」と「弱」の意味が交錯している部分があるのではないだろうか。これは「'''桑の木に化した女神'''」を指す言葉であって、「[[吊された女神]]」のことと考える。いわゆる'''[[馬頭娘]]'''である。
 
 
 
ただし、これを「神の名」として見た場合には、女神のみでなく男神の名の場合もある。また、「[[燃やされた女神]]」「[[養母としての女神]]」の名ともなっていると考える。
 
 
 
== 類語・派生語 ==
 
以下のような、類語・派生語があると考える。
 
* 印欧語:young、newなど
 
* 中国語:[[女媧]](*Nâ-kwâi)、[[塗山氏女|女嬌]](*Nra-krew)
 
* '''熊''':上代語:*ɢʷlɯŋ、韓国語:コム、日本語:クマ →'''[[グミヤー]]'''、ignis →蝦蟇(ガマ)(中国語:蛤蟆 (háma)、韓国語:두꺼비(トゥッコビ))、中国語:'''蛙'''(上古音:qˤra) →'''犬'''(上古音:*kʷʰen、韓国語:개(ケ)、日本語:ケン)
 
* 厄:上代語:*ʔˤrak、中古音:*ʔæk、韓国語:액(エク)、日本語:ヤク
 
* 墨:上代語:***mək**(マク、モク)、먹(マッk)、日本語:スミ
 
* タガラウソクソク(台湾原住民プヌン族の巨人神) →太昊、多久頭魂神(対馬の神)、多邇具久(ヒキガエルの神)、阿遅鉏高日子根神、多伎都比古命、須佐之男、天若日子、天探女、天邪鬼、草名井姫、草野姫、多久、田子といった地名など
 
  
 
== 参考文献 ==
 
== 参考文献 ==
 
* 漢語多功能字庫:[https://humanum.arts.cuhk.edu.hk/Lexis/lexi-mf/search.php?word=%E5%9C%B0 地](最終閲覧日:26-03-04)
 
* 漢語多功能字庫:[https://humanum.arts.cuhk.edu.hk/Lexis/lexi-mf/search.php?word=%E5%9C%B0 地](最終閲覧日:26-03-04)
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* 漢語多功能字庫:[https://humanum.arts.cuhk.edu.hk/Lexis/lexi-mf/search.php?word=%E4%B9%9F 也](最終閲覧日:26-03-04)
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==

2026年3月5日 (木) 01:18時点における版

地・小篆書体[1]
也・小篆書体[2]
也・簡帛文字[3]

(日本語:ち、韓国語:지 (ji/チ、漢字語) 、上代中国語:*l'els)。

「地」という漢字は「土」と「也」という音韻から成り、本来の意味は「大地」で、「天」の反対語である。『説文街子』には「太古の気は初めて分離し、軽く清らかな陽は天となり、重く濁った陰は地となり、万物がそこに配置された。これは土と「也」という音韻から成り立っている」と記されている。

也・私的解説

許慎《說文》:「也、女陰也。象形。𠃟、秦刻石也字。」とある。「也」という字は女性の陰部の象形だとのことである。ただし、小篆、簡帛文字を見るに、これは「角のある女性で、手足がないもの」の象形に見える。

これはいわゆる「虹蛇」の象形であるし、「地母神」というものを表しているのではないだろうか。蛇のトーテムで表されているのかもしれないし、いわゆる盤古のような神人の体がバラバラになって世界となった、とするならば、神の「肉体」から「大地」ができたことを表しているのかもしれない、と考える。

」という文字のみなら、「地母神」に限らず広く「女神的」な存在だが、「」という文字になれば「地母神」と存在場所が限定される、ということなのではないだろうか。これは「万物を生み出す燃やされた女神」の象形と考える。

参考文献

  • 漢語多功能字庫:(最終閲覧日:26-03-04)
  • 漢語多功能字庫:(最終閲覧日:26-03-04)

関連項目

脚注

  1. 漢語多功能字庫:(最終閲覧日:26-03-04)
  2. 漢語多功能字庫:(最終閲覧日:26-03-04)
  3. 漢語多功能字庫:https://humanum.arts.cuhk.edu.hk/Lexis/lexi-mf/search.php?word=%E4%B9%9F 也](最終閲覧日:26-03-04)