=== ヴァルナ対デーヴァ ===
台湾の伝承には「タバロン社とバアタン社との戦争」とか「タバロン対プユマの戦争」の伝承があり、女性を巡った戦争が、かつて彼らの間にあった、とされている<ref>神々の物語、台湾原住民文学選5、神村徹編、草風館、2006年8月1日出版、p382-390</ref>。でも、それは昔の話で、現在両者は仲良く暮らしている、ともされている。。でも、それは昔の話で、現在両者は仲良く暮らしている、ともされている。しかも神話を見るに、両者には共通した話もあり、伏羲型神は、タバロン社の側にもいるといえる。というよりも、'''英雄ブタそのものが、伏羲型神のように思える'''。 === 蚩尤とはなんだろう ===プユマ族と戦ったタバロン社の英雄に「'''テオイツ'''」という名の男が見えるので、彼が[[蚩尤]]及び[[饕餮]]の、少なくとも'''名前'''は原型と考える。だから、蚩尤がどこの氏族出身であるかはまず置いておくとしても、どこの「神」としてみなされていたかといえば、一番は父系の思想が強い「チワン族」の神とされていたのが、その名前の出発点ではないかと思う。黄帝(ヴァルナ)の側と対立した炎帝(デーヴァ)の神とみなされ、中原で強く悪神として残されたのではないだろうか。