伝説の内容は、「お松」という女性が、亡夫の仇打ちをするけれども、仇討ち相手の息子に彼女もまた討たれてしまう、というもの。父親の髑髏を抱いて寝る、というのは、彼女が父親から何らかの財産を受け取ったという「天照大御神」の伝承の類話でもあるし、彼女が父親を殺して食べてしまった神話の変形でもあると考える。
亡夫、仇討ち相手、その息子は、元は全部「一人の男」である。「お松」の中にも「仇討ちをする」という「養母としての女神」と、「殺されてしまう」という「吊された女神」の要素が混在している。本来はお松が夫と共に父親を殺して食べ、更に夫に殺されてしまった。その姉と親の敵を妹の「お松」が討って、姉の夫を殺してしまった、という話であろう。亡夫、仇討ち相手、その息子は、元は全部「一人の男」である。「お松」の中にも「仇討ちをする」という「養母としての女神」と、「殺されてしまう」という「吊された女神」の要素が混在している。本来はお松が夫と共に父親を殺して食べ、彼女は更に夫に殺されてしまった。その姉と親の敵を妹の「お松」が討って、姉の夫を殺してしまった、という話であろう。[[蛇頭松姫大神]]には「おしも」という妹がいたが、本話ではおしもの存在が省略されてお松と入り交じってしまっていると考える。には「おしも」という妹がいたが、本話ではおしもの存在が省略されて姉のお松と入り交じってしまっていると考える。
スイス・レートロマンの「山のこびと」という民話に、チリアという娘が人さらいの山のこびと「とんがり帽子のギアン・ピッチェン」からさらわれた姉を救い出すために隠して背負わせ、しまいにこびとを川に沈めて殺した、というお松とよく似た話がある。しかも、こちらはちゃんと「姉と妹」が揃っていて、それぞれの役割分担が明確である。ギアン・ピッチェンというのは中国プーラン族の神・[[グミヤー]]のこと。日本でいうところの「久米の仙人」のことと考えるので、川に関する神で、女で失敗する早川某とは「久米の仙人」が更に俗っぽく形が崩れてしまったものであろう。