'''鬼神のお松'''(きじんのおまつ、[[生年不詳]] - [[1783年]])は、[[歌舞伎]]・[[読本]]・[[錦絵]]などで[[石川五右衛門]]、[[自来也]]と並び、「日本三大盗賊」として描かれる女[[盗賊]](きじんのおまつ)は、歌舞伎・読本・錦絵などで石川五右衛門、自来也と並び、「日本三大盗賊」として描かれる女盗賊<ref>アスペクト編集部『巨石巡礼』 アスペクト、2011年。ISBN 9784757218734、p.42-43</ref>。根本資料が乏しく、[[架空の人物]]と考えられている。根本資料が乏しく、架空の人物と考えられている<ref name="denkidensetu">[[田井友季子]]『日本伝奇伝説大辞典』角川書店 田井友季子『日本伝奇伝説大辞典』角川書店 1986年、ISBN 4040313003、pp.293-294.</ref><ref>おそらく長野県長野市鬼無里の「鬼女紅葉」の関東・東北版というかクローンのような存在と考える。</ref>。
== 私的解説 ==
亡夫、仇討ち相手、その息子は、元は全部「一人の男」である。「お松」の中にも「仇討ちをする」という「養母としての女神」と、「殺されてしまう」という「吊された女神」の要素が混在している。本来はお松が夫と共に父親を殺して食べ、更に夫に殺されてしまった。その姉と親の敵を妹の「お松」が討って、姉の夫を殺してしまった、という話であろう。[[蛇頭松姫大神]]には「おしも」という妹がいたが、本話ではおしもの存在が省略されてお松と入り交じってしまっていると考える。
スイス・レートロマンの「山のこびと」という民話に、チリアという娘が人さらいの山のこびと「とんがり帽子のギアン・ピッチェン」からさらわれた姉を救い出すために隠して背負わせ、しまいにこびとを川に沈めて殺した、というお松とよく似た話がある。しかも、こちらはちゃんと「姉と妹」が揃っていて、それぞれの役割分担が明確である。ギアン・ピッチェンというのは中国プーラン族の神・[[グミヤー]]のこと。日本でいうところの「久米の仙人」のことと考えるので、川に関する神で、女で失敗する早川某とは「久米の仙人」が更に俗っぽく形が崩れてしまったものであろう。
== 人物 ==
== 関連項目 ==
{{Commonscat}}* [[ちょんがれ松浦佐用姫]]
== 関連項目 ==
[[Category:日本神話]]
[[Category:吊された女神]]
[[Category:窃盗神]]