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「[[共工]]」という概念があったとすれば、それと対立する[[祝融]]、[[禹]]といった概念もあったと想像する。女性が優位で母系的であった頃の良渚文化は、女性の祭祀者兼首長が、雷神、獣面神、共工をある程度並べて祀っていたと思われる。女性首長自身が単なる祭祀者だったのか、太陽女神の代理人といった女神的地位にあったのかは定かではない。そして、首長が女性であっても、男性の神々を主に祀っていたのなら、神々と信仰の世界では「父系化」がすでに始まり、進んでいた状態といえはしないだろうか。
共工は「良き神」として祀られていたとしても、現在伝わる中国神話から察するに、蛇神だったり水神だったりすると想像する。いわゆる「[[黄帝型神]]」である。[[祝融]]は天から火を降らせた火神だ、という神話がある。日本では古来より「火雷神」として火の神と雷の神が一体であるという概念がある。天から火を降らせる、という性質からして祝融には雷で火事を起こす雷神としての性質が含まれてもおかしくはない。鳥雷神、特に雄鶏雷神は古代の長江流域に見られる思想であり、良渚文化よりも古い河姆渡文化からは二羽の雄鶏が太陽を支える図が出土している。よって、良渚文化で信仰されていたのはは天から火を降らせた火神だ、という神話がある。日本では古来より「火雷神」として火の神と雷の神が一体であるという概念がある。天から火を降らせる、という性質からして祝融には雷で火事を起こす雷神としての性質が含まれてもおかしくはない。鳥雷神、特に雄鶏雷神は古代の長江流域に見られる思想であり、[[良渚文化]]よりも古い[[河姆渡文化]]からは二羽の雄鶏が太陽を支える図が出土している。よって、良渚文化で信仰されていたのは
* [[祝融]]に相当する鳥雷神
* [[禹]]に相当する獣面神

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