大阪府枚方市枚方上之町にある神社である。高龗神を主祭神とし、素盞嗚尊・大山咋神・大国主神を配祀する。意賀美(おかみ)神社は元は現在地から約100m南の旧伊加賀村字宮山に鎮座していた。創建の年代は不詳であるが、開化天皇の時代には饒速日命の五世の子孫で物部氏の遠祖である伊香色男の邸宅がこの地にあり、その'''敷地内に鎮座していた'''という。高龗神は水神であり、淀川の鎮守として創建されたものとみられる。延喜式神名帳では小社に列している。旧'''伊加賀村'''の氏神として、明治5年(1872年)に村社に列格した。
現在の意賀美神社の地は元の須加神社(素戔嗚尊)の地で、意賀美神社は近くの伊加賀村宮山に鎮座していたが、明治時代に宮山から現在地に遷座して素戔嗚尊を合祀した。当社は万年寺山に鎮座しており、万年寺山古墳も1904年に発見された。主体部は粘土槨で青銅鏡8面と鉄刀が出土した。築造年代は'''4世紀中頃'''で、伊香色雄の没年は4世紀前半ですから伊香色雄の墳墓かもしれない。枚方市史によると、「意賀美神社は9代開化天皇の頃、当地の豪族伊香我色雄命が淀川の水害排除と舟の航行安全を祈願して、その邸内に創建したのが始まり」とあり、淀川の水神(竜神)を祀ったのが最初と考えられる<ref>[https://enkieden.exblog.jp/20953999/ 伊香色雄命(いかがしこおのみこと)]、古代史探訪、enki-eden(最終閲覧日:25、古代史探訪、印南神吉(最終閲覧日:25-02-13)</ref>。
=== 磐船神社 (交野市) ===
** 井上光貞『日本の歴史1 神話から歴史へ』中央公論社、1965年
** 佐伯有清編 『日本古代氏族事典【新装版】』雄山閣、2015年
* [https://enkieden.exblog.jp/20953999/ 伊香色雄命(いかがしこおのみこと)]、古代史探訪、enki-eden(最終閲覧日:25、古代史探訪、印南神吉(最終閲覧日:25-02-13)
== 関連項目 ==