丹後であれば、このような池には「天女」たちが降りてくる、という伝承がありそうである。出雲では「星神」が降りてくる、とされている。これは丹後における「'''天女'''」とは、出雲における'''北斗女神達'''のことを指す、といえるのではないか。
また、「星の池」の霊性には「無病息災」という性質があり、これは池が単なる「水源」ではないことを意味する。石上神宮には「布瑠の言」と呼ばれ蘇生さえも行うという祝詞が伝わっている。この祝詞の象徴は'''十種神宝'''というアイテムで、その神霊は'''布留御魂大神'''(ふるのみたまのおおかみ)だと言われている。これは神宮の脇を流れる布留川の精霊神も兼ねると思われる。石上神宮は古代、女性が神職を務めたとされる例があり、古くは布留御魂を鎮魂するために女巫を用いた、とのことなので布留御魂大神とは本来女神だったのではないか、と管理人は考える。(ふるのみたまのおおかみ)だと言われている。これは神宮の脇を流れる布留川の精霊神も兼ねると思われる。石上神宮は古代、女性が神職を務めたとされる例があり、古くは布留御魂を鎮魂するために女巫を用いた、とのことなので布留御魂大神とは本来女神だったのではないか、と管理人は考える。布留川の女神にも「無病息災」に通じる性質があったのであれば、「星の池」の神霊も女神だったのではないだろうか。那富乃夜神社には経津主命も祀られており、物部氏系の氏族の痕跡も感じられるように思う。また、境内社の穀木神社も、出雲であれば本来は[[天甕津日女命|天御梶日女命]]が祭神であってもおかしくないのではないかと考える。
== 参考文献 ==