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2022年3月12日 (土) 23:34時点における版
ドワーフ（テンプレート:Lang-en テンプレート:IPA、テンプレート:Lang-de、テンプレート:Lang-non）は、人間よりも少し背丈の小さい伝説上の種族。民話、神話、童話、ファンタジー作品などに登場することが多い。高度な鍛冶や工芸技能をもつとされており、外観は男女共に背丈が低いものの力強く屈強で、特に男性はその多くで長い髭をたくわえているとされる。
ドワーフ小人、矮人、侏儒、あるいは単に小人と訳されることもある。
語源
ゲルマン語派において、「とても背の低い人間」「小さきもの」を表す[1]。テンプレート:要検証範囲。この語の同根語として、歴史的に古フリジア語 dwerch、古ザクセン語 dwerg、古高ドイツ語 twerg、ドイツ語 Zwerg、古ノルド語 dvergrなどがあり、これらをもとにゲルマン祖語の語形*dwerazが再構されている。さらにインド・ヨーロッパ祖語の語形*dhwergwhosも再構されているものの、ゲルマン語派以外の言語では類する単語は見つかっておらずテンプレート:R、この語彙のない言語（ロマンス諸語など）では意味的に相当する語（テンプレート:Lang-fr、テンプレート:Lang-it など）が当てられる。
北欧におけるドワーフ
北欧神話には闇の妖精ドヴェルグがいる。太古の巨人ユミル（テンプレート:Lang）の死体（=大地）から生じた。生まれた当時はうじ虫だったが、神々の決定により人に似た姿と知性を与えられる。その後も地中を好み、岩穴で暮らす。彼らは信仰の対象ではなく、しばしば神々と対立する立場で登場するが、対価に応じて神々の象徴となる魔力のある武器や宝の制作をする優れた匠としても描かれる。ドヴェルグは太陽の光を浴びると石になる、もしくは体が弾け飛んで死ぬといわれる。
現在残されている資料テンプレート:Full citation neededでは地に住まう闇のエルフ、デックアールヴ（テンプレート:Lang）と共通する部分も見られ、古エッダの「巫女の予言（テンプレート:Lang）」には名前の接尾に"-álfar"をもつドヴェルグも登場する。
ドイツにおけるドワーフ
『グリム童話』に収載されたドイツ民話白雪姫に登場する「7人の小人」はドイツ語では「テンプレート:De」といい、つまりドワーフであるテンプレート:Sfn。
民間伝承の中の妖精ドワーフは更に奇怪な姿をしており、その姿は醜く、老人のような皮膚を持ち、立った姿勢のままで腕が地面に付くほど長いとも言われる。3歳で成人し、7歳で老人になるといわれる。また、女性が存在しない為、新しいドワーフは石から作られるともいわれる。
蔑称としてのドワーフ
現実世界でも、遺伝子異常により成人で比例的に短躯短肢の人を「ドワーフ」、躯幹は成人と同じで四肢が短い人を「ミゼット」と呼ぶことがあった。
