'''アパリウナス'''または'''アパルナス'''はルウィ人の神で、粘土板上の条約(アラクサンドゥの条約)で西アナトリアの神々の間で記録されている。アパリウナスは、ギリシャの[[アポローン]]とエトルリアのアプルから、おそらく独立して、その名前と最も古い意味を受け継いだ神であると考えられている。
ルウィ語圏の東側、フルリ語の神アプル(Aplu)は疫病の神であり、疫病をもたらし、あるいは好意的な場合は疫病から守ってくれた。これはトロイとテネドスで崇拝され、『イーリアス』冒頭でトロイ人の祈りに応えてアカイア人に疫病をもたらした「野ネズミ・アポローン」アポロ・スミンソス(Apollo Sminthos)と類似している<ref>Σμίνθος: "(veld)muis".</ref><ref>''Ilias'' I 37-39.</ref>。。フルリ神話のアプル自体は、バビロニアの疫病神ネルガルがエンリルの息子として与えられた称号、「の息子」を意味する「aplu」に由来すると思われる。