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3 バイト除去 、 2022年2月25日 (金) 08:05
海南島などでは、8月15日(中秋節)の晩に少女たちが'''水をはった器の中に針を入れて'''嫦娥(月娘)に自分の運命の吉凶を示してもらう、という習俗があった。針がすっかり沈んでしまって少しも浮かばないと運命は凶であるという<ref>香坂順一、『南支那民俗誌 海南島篇』 台湾総督府外事部 1944年 74頁</ref>。
「針」とは裁縫や織物に関するアイテムであり、仙女であった嫦娥がいわゆる「織り姫」のような存在であったことを伺わせる。古代中国の世界樹とも言える扶桑、すなわち桑は絹とも関連する樹木である。「針」とは裁縫や織物に関するアイテムであり、仙女であった嫦娥がいわゆる「織女」のような存在であったことを伺わせる。古代中国の世界樹とも言える扶桑、すなわち桑は絹とも関連する樹木である。
『西京雑記』には、前漢の采女が七月七日に七針に糸を通すという'''乞巧奠'''の風習が記されているが、織女については記されていない<ref>『西京雑記』巻1「漢彩女常以七月七日穿七孔針於開襟楼、俱以習之。」</ref>。

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