また、ミザールの伴星アルコルは比較的明度が低く見えづらいため、視力検査に用いられるなどして「見えると死ぬ」「見えないと死ぬ」など数々の伝説を生んだ(詳細は[[アルコル]]を参照)。
=== アジア ===
* [[中国]]では天帝の乗り物と見立てる説や、北斗七星を司る中国では天帝の乗り物と見立てる説や、北斗七星を司る[[北斗星君]]という神がいる他にも、北斗七星の各々の星々に伝説がある<ref name="nojiri"/>。*:例えば、[[宋 (王朝)|宋]]の[[仁宗 (宋)|仁宗]]皇帝には文の[[包拯]](包青天)、武の[[狄青]]の二人の名臣が居たが、この二人はそれぞれ例えば、宋の仁宗皇帝には文の包拯(包青天)、武の狄青の二人の名臣が居たが、この二人はそれぞれδ星(文曲星)、ζ星(武曲星)が仁宗を助けるために天帝の命によって天下ったものであるという伝説が[[水滸伝]]に記されている。水滸伝の主人公[[宋江]]も星(武曲星)が仁宗を助けるために天帝の命によって天下ったものであるという伝説が水滸伝に記されている。水滸伝の主人公宋江もα星(天魁星)の天下ったものとされ、そのことから「星主」とも呼ばれている。*[[韓国]]では北斗の韓国では北斗のα星からδ星までをいびつにゆがんだ家と見立て、ε星はそれを建てた大工、ζ星は大工を怒って追いかける家の息子、アルコルは息子の振り上げた斧、η星はあわててそれを止めようと追いかける父親であるとする民話がある<ref name="nojiri"/>。
*[[アラビア]]地方では、棺桶とそれを引く3人の[[泣き女]]に北斗七星を喩えた<ref name="nojiri"/>。
===欧米 ===
*北斗七星はおおぐま座の一部で、[[ネイティブアメリカン|北米の先住民]]たちは北斗七星そのものが森の精によって空に放り投げられた[[クマ|熊]]であると考えていた。尻尾が長いのは、森の精が尻尾をつかんで振り回したため伸びてしまったからとされている<ref name="nojiri"/>。また、熊は桝部分の4星で、柄の3星と[[うしかい座]]の星々はそれを追う鳥の猟師とする伝承もある<ref name="nojiri"/>。
*ヨーロッパでは荷車にもたとえられる。le ヨーロッパでは'''荷車'''にもたとえられる。le grand chariot(仏、la grande casserole <大鍋>とも)、der Große Wagen(独)、el Carro Mayor(西)、il Grande Carro (または il Gran Carro)(伊)など。
* [[ラテン語]]では triones(耕牛)または「septem」(7)を加えた septentriones(いずれも複数形)と呼ぶが、本来は牛のひく[[プラウ|犁]]を意味している。[[こぐま座]]の七星も含まれる<ref>{{cite book|chapterurl=http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.04.0059%3Aentry%3DTriones|chapter=triones|title=A Latin Dictionary|author1=Charlton T. Lewis|author2=Charles Short|location=Oxford|publisher=Clarendon Press|year=18779}}([[ペルセウス電子図書館]])</ref>。septentriones は一般に[[北]]を意味する語として、古地図にしばしば現れる。