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また一方で、年神は家を守ってくれる祖先の霊、祖霊として祀られている地方もある。農作を守護する神と家を守護する祖霊が同一視されたため、また、田の神も祖霊も山から降りてくるとされていたため([[山の神]]も参照)である。
柳田國男は、'''一年を守護する神'''、'''農作を守護する田の神'''、'''家を守護する祖霊'''の3つを一つの神として信仰した素朴な民間神が年神であるとしている。の3つを一つの神として信仰した素朴な民間神が年神であるとしている<ref group="私注">これはどうなのだろうか。管理人にはかなり人為的な神のように思えるが。</ref>。
== 年徳神 ==
また、特に西日本では田の畔の祠などに大歳神社・大歳様として多く祀られている。
[[大和神社]](おおやまとじんじゃ)右殿でも、中殿に[[倭大国魂神|日本大国魂大神]]、左殿に[[大国主|八千戈大神]]、右殿に'''御年大神'''を祀る。ただし、日本大国魂大神(倭大国魂神)以外の祭神については文献によって諸説あり、『神社要録』では左殿を須沼比神。『社家説』『元要記』では左殿を三輪大明神([[大物主]])・右殿を[[天照大神天照大御神]]。『元要記一説』では右殿を[[稲倉魂神]]([[ウカノミタマ]])としている。 == 私的解説 ==年神の子神の内に、[[大山咋神]]といった秦氏系の神がいることから、この神の存在意義の一つは'''[[須佐之男命]]と渡来系氏族、特に秦氏系を接続すること'''にあるように思う。また、子神の中に「日の神」がいることから、場合によっては[[天照大御神]]の地位を低下させると共に、[[須佐之男命]]を'''男性系の太陽神へと関連づけて炎帝的な神へと昇格させる布石のための神'''、ともいえるかもしれないと思う。また、子神に[[大香山戸臣神]](おほかぐやまとみ)という名の神がおり、[[天香山命]]と名前が類似している。すなわち、'''[[天香山命]]の子孫である尾張氏、物部氏を[[須佐之男命]]の子孫へと接続するための神'''、ともいえると考える。また'''屋敷や田(稲作)に関する職能を[[須佐之男命]]が独占するための神'''、ともいえると考える。
==関連項目==
* [[神道]]* [[日本の神の一覧須佐之男命]]
* [[山の神]]
* [[田の神]]
* [[歳徳神]]
* [[方位|方位学]]
* [[大歳神社]]
* [[事八日]]
[[Category:農耕神]]
[[Category:食物神]]
[[Category:秦系]]

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