狭義には上下が丸く真ん中がくびれた形の品種を呼ぶが、球状から楕円形、棒状や下端の膨らんだ形など品種によって様々な実の形がある。
ヒョウタンは、[[苦味]]成分であり[[嘔吐]]・[[下痢]]等の[[食中毒]]症状を起こす[[ククルビタシン]]ヒョウタンは、苦味成分であり嘔吐・下痢等の食中毒症状を起こすククルビタシン<ref>{{PDFlink|[http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/journal/2000/pdf/51-31.pdf 化学物質及び自然毒による食中毒等事件例(第17報)-平成11年-]}}, 東京都立衛生研究所『東衛研年報』2000年</ref>を含有し、[[果肉]]の摂取は食中毒の原因となるを含有し、果肉の摂取は食中毒の原因となる<ref>{{Cite news |title=授業でひょうたん食べ児童17人がおう吐・腹痛 |author= |newspaper=[[, 日本放送協会|, NHK]] |date=, 2013-07-04 |url=, http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130704/k10015804921000.html |archiveurl=, https://web.archive.org/web/20130705025830/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130704/k10015804921000.html |archivedate=, 2013-07-05 |accessdate=, 2013-07-04 |deadurldate=, 2017-09}}</ref><ref>[http://www.asahi.com/articles/OSK201311140150.html 「ヒョウタンで体調不良 食べさせた小学校教諭、懲戒免職の処分 大阪府教委」]{{リンク切れ|date=2020年12月}}<sup>''(リンク切れ、2020年12月)''</sup>『[[朝日新聞]]』2013年11月15日</ref><ref>[http://www.asahi.com/articles/ASG7F4W0GG7FPTIL00C.html 「ひょうたん苗、食用と誤表記し販売 腹痛で入院した人も」]{{リンク切れ|date=2020年12月}}<sup>''(リンク切れ、2020年12月)''</sup>『朝日新聞』2014年7月13日</ref>。「[[#毒性]]」でも後述。。
== 種類 ==
*[[千利休]]は花器として使った先覚者で、[[華道|花道]]家[[安達瞳子]]も利用したという<ref>湯浅[2015:89-90]</ref>。
*[[喫煙具]]としても使われる<ref>湯浅[2015:93]</ref>。名探偵[[シャーロック・ホームズ]]のトレードマークであるキャラバッシュ・パイプは、ヒョウタンを用いた[[パイプ (たばこ)|パイプ]]である。
<gallery>
Makgeolri.jpg|韓国の居酒屋で供される[[マッコリ]]([[濁酒]])。取り分け用として、ヒョウタンを二つ割にした容器「パガジ」が添えられる(写真のものは[[磁器]]製)。
Refreshing palm wine.jpg|[[ヤシ酒]]の容器として([[コンゴ共和国]]、2008年)
Vieira Camino de Santiago.jpg|[[サンティアゴ・デ・コンポステーラ]]巡礼者が水を入れる
Calabash-pipe.jpg|ヒョウタンを素材に用いたキャラバッシュ・パイプ
</gallery>
=== 楽器 ===
[[画像:Guiro.png|thumb|50px|右|[[ギロ]]]]
[[ラテン音楽]]では、ヒョウタンの内側をくりぬき外側に刻みを入れて棒でこすったり叩いたりして演奏する[[打楽器]][[ギロ]]がある。他に多くの[[弦楽器]]([[コラ (楽器)|コラ]])、[[打楽器]]、[[管楽器]]、[[笛]]、[[笙]]などに使われる<ref>湯浅[2015:117-148]</ref>。
== 毒性 ==
観賞用のヒョウタンの中には[[ククルビタシン]]という苦味成分のある植物毒を含有しているものがあり、嘔吐と下痢を伴う重篤な胃および腸不全を引き起こし、稀に死亡することもあるため、注意が必要である。という苦味成分のある植物毒を含有しているものがあり、嘔吐と下痢を伴う重篤な胃および腸不全を引き起こし、稀に死亡することもあるため、注意が必要である。ただし、中にはククルビタシンの含有量が少ない品種があり、それらは食用種として扱われる<ref>[https://botanica-media.jp/362?p=2 千成瓢箪とは?秀吉の馬印としての概要と収穫までの栽培方法をご紹介!]、BOTANICA、20-04-15(最終閲覧日:22-09-18)</ref>。
;中毒事例
* {{Cite book|和書 |author=湯浅浩史 |authorlink=湯浅浩史 |title=ヒョウタン文化誌 |date=2015-9-18 |publisher=[[岩波書店]] |series=[[岩波新書]](新赤版)1564 |isbn=978-4-00-431564-3}}
* {{Cite book|和書 |editor=古文化財編集委員会 |year=1984 |title=古文化財の自然科学的研究 |publisher=[[同朋舎]] |page=652 |isbn=978-4810404104}}
* [https://botanica-media.jp/362?p=2 千成瓢箪とは?秀吉の馬印としての概要と収穫までの栽培方法をご紹介!]、BOTANICA、20-04-15(最終閲覧日:22-09-18)
== 関連項目 ==