島根県には'''楯井神社'''という神社がある。長野県には'''武井神社'''といった神社がある。いずれも祭神は五十猛神ではないが、'''「たける(たて)」+井'''という組み合わせは、五十猛神の水神としての性質を強調したものとは言えないだろうか。五十猛神と述べた場合、それはどの種類の木のことを指すのか明確ではない。長野県には槻井泉神を祀る「槻井泉神社」が数カ所(長野市、松本市等)に存在し、こちらは「'''樹木の種類が特定された樹木神+井(水神)'''」の組み合わせといえる。樹木神に水神の性質も持たせることが多いのではないだろうか。
日本には古来より、大規模建築物を建てる際に「[[人柱]]」として生贄を捧げる風習があった。これは「建築の神」や「樹木(柱)の神」である五十猛神やその父須佐之男に捧げたものと思われる。
== 参考文献 ==