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、 2025年2月6日 (木)
'''天石門別八倉比売神社'''(あめのいわとわけやくらひめじんじゃ)は、徳島県徳島市国府町西'''矢野'''にある神社。式内大社・阿波国一宮の「天石門別八倉比売神社(あまのいわとわけやくらひめじんじゃ)」の論社の1つ<ref>他の論社は[[上一宮大粟神社]]、[[一宮神社 (徳島市)|一宮神社]]。</ref>。旧社格は県社。
鎮座する'''杉尾山'''自体を神体とする。
== 祭神 ==
* 大日靈女命(おおひるめのみこと) - [[天照御大神]]の別名であるとする
== 歴史 ==
創建の年代は不詳であるが、社伝には[[天照御大神|天照大神]]の葬儀の様子が記されている。はじめは気延山(標高212.2m)の山頂にあったが、後に気延山南麓尾根の杉尾山の標高110m付近に鎮座した。安永2年(1773年)に書かれた文書には、鎮座から2150年と記されており、逆算すると紀元前378年(孝安天皇15年)となる。
[[承和 (日本)|承和]]8年([[841年]])に正五位下の[[神階]]を授けられ、[[元暦]]2年([[1185年]])に最高位の正一位となった。[[江戸時代]]には阿波国を治めた[[蜂須賀氏]]が当社を崇敬した。[[寛保]]年間([[1741年]] - [[1743年]])に'''杉尾大明神'''と称し、[[明治]]3年([[1870年]])に現社名に改めた。
== 境内 ==
* 一の鳥居
* 二の鳥居
* 摂社・箭執神社(やとりじんじゃ): 祭神は櫛岩窓命と豊岩窓命で、[[天石門別神]]とも云う。
* 摂社・松熊神社: 祭神は[[手力男命]](たぢからお)と[[天宇受売命|天宇受女命]](あめのうずめ)
* 三の鳥居(木製): 本社境内への石段途中にある。
* 拝殿・本殿: 江戸時代に神陵の一部を削り造営、奥ノ院の神陵を拝する。
* 摂社・小祠
* 摂社・小祠
* 奥ノ院・五角形の[[磐座]]: 社殿裏手へ約100メートル、標高116メートルで、丘尾切断型の柄鏡状に前方部が長く伸びた古墳で、後円部の頂上に五角形の祭壇が青石の木口積で築かれ、その上の青石の祠の中に砂岩の鶴石亀石を組み合わせた「つるぎ石」が祀られている。 一説には[[卑弥呼]]の墓であるという。
* 摂社・大泉神社: 境内より北西約500メートルの山中に「天の真名井」と呼ばれる五角形の井戸があり、傍らの石積みの祠に祀られている。天文年間までは十二段の神饌田の泉であった。
== 外部リンク ==
* [https://www.awanavi.jp/spot/20475.html 八倉比売神社] 徳島県観光情報サイト 阿波ナビ
== 脚注 ==
{{DEFAULTSORT:やくらひめしんしや}}
[[Category:徳島県]]
[[Category:神社]]